見出し画像

【独自】高校通信課程に5年制導入 京都西山学園

※新聞掲載前の速報です。文化時報2021年8月30日号に掲載されます。独自ダネです。

 西山浄土宗の教えを建学の精神とする京都西山学園(櫻井悦夫理事長、京都府長岡京市)が、来年度にも京都西山高校(同府向日市)の通信単位制課程に5年制の新コースを開設することが27日、関係者への取材で分かった。高大連携で京都西山短期大学(長岡京市)に内部進学する。すでに京都府文教課への申請を終えており、今年末にも許可される見通し。

 新設するコースは「保育幼児教育コース」と「みらい創造コース」。5年制とすることで、大学進学のための受験勉強を必要とせず、短大の専門課程で学ぶ内容を高校在学中に学べるという利点がある。卒業生は、専門知識を生かして保育園や幼稚園に就職しやすくなるほか、短大の指定校推薦を利用して4年制大学に編入する道も開ける。

 年間を通じて複数の科目を並行して履修するのが不得手という生徒の特性に合わせた制度として、トリメスター制(3学期制)を導入。通常だと単位取得に1年間かかる授業を、一つの学期(4カ月)で集中して受け、次の学期では別の授業を取れる。京都府所管の通信制私立高校でトリメスター制が導入されるのは初めての事例という。

 5年制の導入は、京都西山高校と京都西山短大の一貫教育を拡充させる構想に基づく。高校は入学希望者が募集定員を下回り、短大は留学生の受け入れによって経営が成り立っている状況があることから、双方の魅力を高めることで経営改善を図る狙いがある。

【サポートのお願い✨】
 いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。

 私たちは宗教専門紙「文化時報」を週2回発行する新聞社です。なるべく多くの方々に記事を読んでもらえるよう、どんどんnoteにアップしていきたいと考えています。

 新聞には「十取材して一書く」という金言があります。いかに良質な情報を多く集められるかで、記事の良しあしが決まる、という意味です。コストがそれなりにかかるのです。

 しかし、「インターネットの記事は無料だ」という風習が根付いた結果、手間暇をかけない質の悪い記事やフェイクニュースがはびこっている、という悲しい実態があります。

 無理のない範囲で結構です。サポートしていただけないでしょうか。いただければいただいた分、良質な記事をお届けいたします。

 ご協力のほど、よろしくお願いいたします。


いいなと思ったら応援しよう!

文化時報社
サポートをいただければ、より充実した新聞記事をお届けできます。よろしくお願いいたします<m(__)m>