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禅の精神を小学校へ 花園大学、教育学部26年に設置

※文化時報2024年8月30日号の掲載記事です。

 臨済宗妙心寺派の宗門校、花園大学(京都市中京区)は、2026年4月に教育学部初等教育学科(仮称)を設置すると発表した。小学校の教員数が減少する一方、子どもたち一人一人への丁寧な指導が求められていることから、禅の精神を身に付けた教員を育て、現場で指導力を発揮してもらいたい考えだ。

 23年度の公立小の教員採用試験は倍率2.3倍で、1979(昭和54)年の調査開始以来、5年連続で過去最低を更新した。これを受け、文部科学省は24年度の試験を1カ月程度前倒しし、民間企業の採用面接が始まる6月に実施するよう促した。自治体も試験について大学側に働き掛けを行っている。

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