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〈年頭社説2025〉地球を守る視点持て
文化時報社主筆 小野木 康雄
※文化時報2025年1月1日号の掲載記事です。
「地球は先祖から受け継いでいるのではない。子どもたちから借りたものだ」
フランスの作家サンテグジュペリの言葉や米国の環境活動家ウェンデル・ベリーの著書の一節、あるいはネイティブ・アメリカン(米先住民族)のことわざともいわれる名言である。誰が言いだしたのかはともかく、長きにわたって引用され続けてきたのは、地球を大切にすることがいかに難しいかの裏返しともいえるだろう。
私たちは、2025年こそこの言葉を肝に銘じ、行動変容につなげなければならない。24年は秋になっても猛暑が収まらず、各地で紅葉の見頃が12月までずれ込んだ。米不足は記憶に新しく、野菜の値段は高騰している。地球温暖化の脅威を理屈ではなく肌で感じるようになった以上、地球を子どもたちへ返すにふさわしい姿にすることが大人たちの責務である。
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