討議で知った神髄 コルモス研究会議に記者も参加
※文化時報2024年4月2日号の掲載記事です。
「やっぱり鍋ですよね」。2日目のグループ討議は、その言葉が引き金となった。3月15、16日の両日に同志社大学(京都市上京区)で行われた現代における宗教の役割研究会(コルモス)=用語解説=の研究会議。2021年に発足50周年を迎え、今回で70回目という節目にふさわしく、「宗教間対話の未来」をテーマに活発な議論が展開された。だが、コルモスを分かった気になって、促されるまま非公開での討議に参加した私は、閉会直前になってその神髄を実感することになった。(松井里歩)
「えんたくん」にメモ
冒頭の「やっぱり鍋」は1日目の公開講演会で、同志社大学の小原克博教授が発表した内容を受けたものだった。「対話の外側に追いやられてきたイスラム主義組織タリバンなどの人々を京都に招いて、一緒に鍋をつついた」という宗教間対話の実践を語ったのが、かなり好評だったのだ。
2日目は午前の発表に続いて午後に非公開でグループ討議が行われた。司会を務める東京工業大学の弓山達也教授が、私も参加するよう誘ってくださり、それならと会員の先生方に交じって席についた。
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