西国三十三所とサンティアゴ　内外５カ所で同日巡礼

※文化時報2023年6月27日号の掲載記事です。

　西国三十三所観音巡礼とスペイン・サンティアゴ巡礼路の「千年巡礼道友好提携」締結を記念して18日、国内4カ所の観音霊場とサンティアゴ巡礼路の５カ所で同時に「五大巡礼道同日巡礼」が行われた。巡礼文化を広めたいと考えた観音正寺（西国32番札所、滋賀県近江八幡市）の岡村遍導住職らが企画した。今後、毎年の定例行事になるよう関係者間で交渉を進める。

　西国三十三所とサンティアゴの友好提携は、宗教を超えた巡礼文化の交流を図ることで、相互の地域活性化につなげるのを目的に、4月18日にスペイン大使館（東京都港区）で締結された。今回は西国三十三所の２カ所とサンティアゴ巡礼路1カ所に加えて、坂東三十三観音、秩父三十四所観音霊場でも巡礼を行うことになった。