English for Intercultural Dating 14: "green card" ~リアリティ番組で学ぶ英語の恋愛用語~
今回もアメリカの人気リアリティ番組 "90 Day Fiancé" (日本未公開)からユニークなカップルを1組紹介し、彼らの登場場面で使われた、恋愛で役に立つ英語を紹介したいと思います。
この番組の説明は、5/18の記事をご覧ください。
Today’s couple: Annie (Thai, 24) & David (American, 48)
今回のカップルは、タイ出身の24歳女性、アニーと、アメリカ・ケンタッキー州出身の48歳男性、デイビッドです。2人は、”90 Day Fiancé" Season 5 (2017.10~12 放送)、”90 Day Fiancé: Happily Ever After?" Season 3 に出演しました。
デイビッドは、21年連れ添った妻と離婚をし、3人の子供と5人の孫がいます。離婚によって、財産の大部分を失いました。そして、人生をやり直そうと、タイへやって来て、英語を教える職に就きます。そんな時に、バンコクのバーで、アニーに出会ったのです。以下は、2人の出会いについての動画です。
この動画には英語字幕がありますので、表示させて視聴することをお勧めします。(「設定」アイコンから、「字幕」をクリックし、英語字幕を設定しましょう。)この動画の英語字幕は、自動生成なので、不正確な場合もありますが、無いよりはずっと良いです。
しかし、これで人生薔薇色とはいきません。デイビッドは、dowry(=日本で言う「結納」)をアニーの両親に贈るためのお金がありません。タイでは、水牛や金の宝飾品などを結納品として贈ると言うのですが、金の宝飾品だけで、6,800ドル(約70万円)かかります。デイビッドはアニーに、少しずつ贈り物を買うことを了承してもらいます。それでも、借金をして何とかしのぎます。
以下は、デイビッドが dowry のための金策に悩む場面です。(英語字幕がありますので、是非ご利用ください。)
アメリカに渡ってからも、住むところが無くて、デイビッドの親友が経営している会社の倉庫スペースで生活を始めました。
アニーが一番心を痛めたのは、デイビッドの職探しと金策。親友が開店準備をしているレストランで、共同経営することを提案されても、いろいろと難癖をつけて同意しません。そんなこんなで、一番頼りにしていた親友に、「もうこれ以上金は貸さない」と言われてしまいます。デイビッドの姉にも借金を断られます。
また、アニーは、デイビッドの酒癖の悪さにもウンザリします。酔っぱらうと、その場をぶち壊しにするようなことを平気で言うのです!(アニー、よく我慢した!偉い!)
しかし、何とかデイビッドは、英語を第2言語として教える仕事を見つけます。アニーも彼のクラスに入りました。以下は、その様子の動画です。(英語字幕がありますので、是非ご利用ください。)
Today's phrase: "green card"
彼女はこの動画の中で、アニーは、自分がまだ働けないことに対する不満を表しています。結婚後に、green card(=永住・就労許可証)の申請をして、まだ認められていないので、働くと、違法労働になってしまうのです。
上の動画の 3:40 くらいで、デイビッドが "I filed for Annie's paper and green card over five months ago, but we are still waiting."(=アニーの書類と永住許可証の申請を5か月以上前に済ませたけれど、まだ待っているんだ。)と言っています。
アメリカで国際恋愛・結婚の話題になると、必ずと言っていいほど、この言葉が出てきます。例えば、"Are you sure she is not marrying you for a green card?"(=彼女が永住権目当てで、あんたと結婚するんではないって、自信あるの?)というように使います。
さて、このカップルの近況ですが、現在もスピンオフ番組 "90 Day Fiancé: Pillow Talk" に出演中で、主にアニーの明るさとユーモアのセンスで、人気者です(デイビッドは、自分でも言っているように、宝くじに当たったくらい幸運ですね)。今は、自分たちでアパートを借りて、生活しているようです。2人の YouTubeチャンネルもあります。
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