自己紹介 〜文房具王になるまで〜
はじめまして。文房具ソムリエの石津ヒロシと申します。文具屋歴36年の経験があり、文具開発はのべ40社行いました。売場改革も行い企業のブランディングまで行っています。テレビをはじめとしたメディア出演は約300番組になります。TVチャンピオンで「文房具王」になり、文具プロデュースでヒット商品をどんどん生み出しています。
今はプレスリリースを書かなくとも口コミ中心にテレビディレクターなどの方々から多数の声がかかり、日本テレビ「zip」をはじめ、多数出演させていただいてます。
番組で紹介する事で文房具に注目が集まり、売れる→メディアが注目する事で番組が作られやすいという良い循環が作られています。企業からのコンサルティングも受注しており、良い人とメディアや企業をつなぐ橋渡しもしています。
とはいえ、私は初めからこのように良い環境がつくれたわけではありません。このようになるには紆余曲折があり、苦い目にも多々あいました。
事業譲渡で給与大幅ダウン
私は家族で文具屋を営んでおり、小学生の頃から店のレジうちや店番を手伝うなど文房具に囲まれて育ちました。幼少時から文房具を数多く触って育ち、売れる商品は判断できるまでになりました。新商品を発売前に触ることもでき、中学生のときには、売れると判断したペンを大量に仕入れて競合に差をつけたこともあります。
このように順調にビジネスは伸びていたのですが、2012年にビジネスが事業譲渡され、状況は一転します。
従来は経営のナンバーツーとして新規出店など幅広い裁量を任されていたのですが事業譲渡により名前だけの取締役になりました。扱いも一般の社員と同じ扱いを受け、社内の関係も変わりました。具体的には35歳にして給料が入社時並みに引き下げられました。
社内で派閥も生まれてしまい、親会社の意向を重視する息苦しさや閉塞感も出てきて孤立感も感じるようになってしまいました。これらがきっかけで独立を考えるようになります。しかし、本当にきついのはここからなのですがそれは次回に。
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