フォーマル「入学式」編
お子さんの入学式に出席されるときの保護者(お母様)の和装のお話をします。
主役は子供で、保護者はあくまでも付き添い(※←ここ大事)です。
あまり地味にする必要はないですが、主役以上に目立ってはいけません。
着物は、色無地、付け下げ、控えめな訪問着などから選んでください。
帯は、礼装用の袋帯で二重太鼓にします。
半衿は白。刺繡があってもいいですが、同色で控えめに。
重ね衿は、私は必要ないと思いますが、したいなら控えめなお色のものを。
帯締め帯揚げは、礼装用のもの。帯締めは平組を選びます。
足袋も、もちろん白。
バッグと草履ですが、だいたいの方は礼装用のセットになっているものをお持ちかと思いますので、そちらが無難だと思います。
背が高い方でも、礼装ですので草履は2段~3段重ねの高さがあるものにしてください。
ほとんどの方がヘアセットも着付けも美容室でしてもらうと思いますが、
髪飾りは、付けたい方は控えめなものを。
ネックレス、ピアス、イヤリングはしません。
結婚指輪はかまいませんが、着物や帯に引っかかるので、あまり凹凸のある指輪は避けたほうがいいと思います。
必要なものは、着物、帯、帯揚げ、帯締め、長襦袢、肌襦袢、裾除け、腰ひも最低3本、伊達締め、帯板、帯枕、襟芯、足袋。
着付けしてもらう前日までに、長襦袢に半襟を必ずつけておいてください。
足袋も忘れずにチェックしてください。
一度履いたものは、洗ってあったとしても経年で黄ばみが出ている場合がよくあります。(漂白しても落ちないようなら新調してください。)黄ばみ・汚れがないかを確認し、ピシッとアイロンをかけておきます。
足元、意外と見られてますよ。