最近、微修正した私の使うレンズ、M42&L39
買っては売り、買っては売りを繰り返し、不要なレンズやカメラを断捨離しながら構成してきた私の写真生活なのだが、よんどころない理由で最近の1ー2か月で微修正している。
まずは、ずっと愛用していたロシア製魚眼レンズである。
ゼニタール16mmF2.8なのだが、とある撮影でピントが狂ってしまい、お払い箱にした。サーカスの空中ブランコを下から撮影するという重要なカットで、広角レンズではカバーしきれない狭いテントの中の撮影だったのだ。
おそらくは、工作精度や組み立ての緩さなのだろう、どこか内部でネジが緩んだように感じられた。とはいっても、複雑な鏡筒をいちいちバラして締め直すような技術は私は持っていないので、ヤフオクで「認知症的まだらボケ、ジャンク」としてすっぱり売却した。おそらくは、鏡筒整備に長けた方が落札したはずである。
その後継として入手したのがシグマの魚眼レンズである。シグマの魚眼は40年近く前にインドの古代遺跡の全景をしっかりと納めてくれたものと同じ。当時はキャノンF-1を使っていたので、この時のシグマ魚眼もキヤノンFDマウントであった。
しかし今回入手したのはM42スクリューマウント。よくあったものだと思う。
ちゃんとキャップもオリジナルで、ピントもちゃんと合うのだった。
もう一つ、より軽量なレンズが見つかったために、お払い箱にしたレンズがある。
コムラー105mmF3.5である。
なかなかの存在感のある、重量級の105mmレンズであった。
この代替えがキヤノン100mmf3.5である。大きさを比較すると、こんな感じになる。
一番問題にしたのは、重量だった。
コムラーが400gを越えていて、キヤノンは185gという軽さである。以前、クモリがありながら使っていたエルマーの90mmF4と同じくらいの感覚だ。
入手してみると内部にややクモリがあったので、ネットにアップされている分解整備の記事を見ながら、鏡筒内部を初めて清掃してみる。ややクモリが取れた程度でやめておいた。やりすぎると壊してしまいそうだったから。
キヤノン7Sに付けるとこんな感じ。ファインダーも内蔵されているので、ごたごたする外付けファインダーも不要だ。
シグマの魚眼も、フジカST-605に付けるとこんな感じ。M42のレンズで統一しているといろんな互換性があるのがうれしい。
M42レンズ系ではピントの狂った魚眼を入れ替えて、L39系では中望遠レンズを小型軽量なものと入れ替えたのである。
かくして、最近のレンズの変更をお知らせする次第である。