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サブカルチャー イズ デッド
永野さんが母親と一緒に『時計じかけのオレンジ』を見たとお話されていて、私も両親と一緒に見て(間違えた!)と思った経験があるので嬉しかったです。
内山昂輝絶対に許さない。笑
ヴィレヴァンスタンプラリーとか分かりみが深すぎて手を叩いて喜んでしまいました。
動画に便乗して私もサブカル文化についてお喋りしたいです。
(サブカル文化って頭痛が痛いと同義…?)
物心ついた頃から宮沢賢治に傾倒していて
中学では順当に太宰治・ゲーテ・寺山修司などを通り
高校は携帯小説が大流行した世代でしが、順当にひねくれていたので
『携帯小説なんて読んだら馬鹿になる』と豪語していました。
でも全部読んだよ、DEEPLOVE🙈
初恋は村上春樹と共に来て去りました。
初めてヴィレヴァンと出会ったのは高校生の頃です。
今は亡き新宿OIOIだったような気がします。
昔はロリィタ服を置いているビルがあったのです。
紀伊國屋書店の近くだったような気がします。
ロリィタが見たくてエスカレーターを登り続けていたらたどり着きました。
恥ずかしいですが、当時は心の底から((み、見つけてしまった!!!))と思いました。
ファーストヴィレヴァンショックです。
今までは図書館と清く正しい本屋さんにしか通ったことがなかったので
ヴィレヴァンの『やかましさ』『主張の強さ』『悪趣味』『露悪的』なのに
私 だ け の 秘 密 基 地 だ !
と思わせてくれる『特別感』に完全に脳みそをやられました。
いまでも初めて見た黄色いポップを覚えています。それは【スラムダンクは義務教育です】
『本屋さん』という価値観がひっくり返った衝撃は、思春期の厨二心という火にガソリンをぶちまけたようでした。
ヴィレヴァンで出会ったのはスタンプラリーでお馴染み【岡本太郎】そして【丸尾末広】と【ライチ光クラブ】や【嶽本野ばら】
もはやお手本のよう。笑
サブカルの良さは『まわりの友達より優位に立っていると錯覚』させてくれる事です。
私だけが知っている。
この良さは周りは分からない。
という愉悦に浸らせてくれるのです。
この症状は今も患っています。
そして高校三年生の時にアニメ業界へ足を踏み入れました。
私が高校生の時に【電車男】が流行りました。
ネット文化がお茶の間に晒され始め【アキバ系】や【Aボーイ】なんて言っていましたね。
クラスにアニメが好きな人達が居ましたが【イジメ】までにはならずに
『え~ウケる笑』くらいの温度感で、合宿や学園祭で所謂«電波ソング»を歌っていても
『逆に盛り上がる笑』
『かわい~笑』
という感じ。
あの頃は水樹奈々さんが紅白に出るなんて想像もしていませんでした。
それは(もちろん)水樹奈々さんの実力や人気がどうのという話ではなく
本当に線がキッチリ見えていたんです。
カルチャーとサブカルチャーの線が。
だからこそ水樹奈々さんの紅白出場はベルリンの壁崩壊と同じくらいの歴史的な衝撃だったのです!!!
(芸能と声優も今はシームレスですが当時はキッチリ線引きがありました。感じました。)
時は流れアニメ業界に入ってから、アニメの歴史のようなものを周りの大人が教えてくれて
オ タ ク と は 遊 び で や る も の で は 無 い の だ !
とオタクという生き様の本気を叩き込まれました。
そう、永野さんも動画で仰っていましたが【本気】なのです。
そしてアニメ『なんて』【サブカルチャー】だったのです。
いつからポップカルチャーに昇格したのでしょうか?
~平成初期の【異常な熱量】がオタクやアニメという文化を大衆容認まで押し上げたのでしょうが
生粋のサブカルBBAからすると、少し寂しくもあり、つまらなくもあり。
もちろん全ての作品がそうだと申してはおりません。
ですが【ビジネス】的な側面が色濃くなっているように私は感じます。
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アングラ演劇に手を出した結果『お金にならないやりがい搾取は限界だ!』と逃げ出した経験があるので、アニメやゲームを指すサブカルがボランティアでは無い。お金を稼いで当然だ。という主張には激しく同意できるのです。
ですがアングラ演劇を夢中でやっていた楽しさも知っているのです。
何事もバランス。でもそれが難しい。
サブカルをファッションで語っている人は滅んで欲しい。
人の目を気にしていて欲しい。
堂々とお天道様の下を歩かないで欲しい。
その鬱屈とした情熱で作品を創って欲しい。
BL作品が地上波で放送される嬉しさと虚しさ。
なんだろう?この物悲しさ。
けれど私が気付いていないだけで、新たなサブカルチャーが生まれているのかもしれません。
私がRENTや飛龍伝にどハマりしている理由は
混沌の中の情熱や
体制に反抗する個性・自我
だと思うので
思春期に持て余していた熱をヴィレヴァンが受け止めてくれたのでしょう。
サブカルチャー イズ デッド
でもきっとアイルビーバック。
思春期が存在する限り、サブカルの精神は不滅だと信じています!
だからヴィレヴァンは迎合せず、ずっと悪趣味で罪深い本屋さんで居てください。
サブカル崩れの還る場所であり続けてください。
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私は平成元年生まれ35歳ですが町田康氏の
混乱しているのは頭だけ。疲弊しているのは身体だけ。不足しているのは資金だけ。枯渇しているのは才能だけ。大丈夫や。俺は絶対に大丈夫や。
という言葉を心の支えにして生きています。
ヴィレヴァンへ愛をこめて
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