『光のとこにいてね』 15 本と文学めしAndbooks 2023年7月7日 22:36 この本が発売される時、ある書店員さんから「大谷さんが好きそう!」と言われ、読みたいけれど積読も多いしなぁ…と本屋大賞の発表が終わってから手に取りました。帯がない方がこの表紙は影が見えて美しい。『光のとこにいてね』一穂 ミチ(著)――ほんの数回会った彼女が、人生の全部だった――古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。――二人が出会った、たった一つの運命 切なくも美しい、四半世紀の物語――版元ドットコムの紹介より引用読みはじめると手が止まらず、リフレインを使った詩のようでした。ラストがどうなるか途中から気になり、最後の頁でそうだよね、そうだよね、と噛みしめて余韻にしっかりと浸れました。おすすめの一冊です。 #光のとこにいてね #一穂ミチ#本屋大賞#文藝春秋 #小説紹介 #andbooks読書記録 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #文藝春秋 #本屋大賞 #小説紹介 #一穂ミチ #光のとこにいてね 15