ベトナム一人旅 part4
概要
3日目からです。
が、まだクチの全貌は明らかになりません。牛歩です。
そんな前回の記事
旅行2日目〜続クチトンネル編
おじさんはツアーのガイドで、日本語が上手だった。
バスが遅れているからもう少し待ってくれとのことで、近くの建物へトイレに行くことを勧められた。行けるときにはトイレに行くことにした。
戻ってみるとまだバスは来ていなかった。ガイドさんはスマホを見ていた。
すると、近くの椅子に座っているおじさんが弁当を食べながら「ここに座れ」と言わんばかりに椅子を差し伸べてくれた。(ここでいうおじさんはガイドのおじさんとは別のおじさんである。)
単に親切な人と思い、このおじさんと対面する形で座ることにした。
まだバスは来なそうだったので、ショルダーバッグに忍ばせていた「ベトナム語」の翻訳本を取り出し、読みながら時間を潰すことにした。
基本的に外出時はポケットにスマホ、ショルダーバッグに充電器、財布とこの本を持ち歩くことにしている。
するとおじさんがおもむろに英語で話しかけてきた、そう、英語の授業がしばらく続くのだった。
おじさんから聞かれたことは以下、ある程度中学英語で聞き取れ、多少の会話はできたと思う。
おじさんにも質問をしたところ、結婚しており、子供の写真を見せてくれた。すぐそこのお店で車の技術者らしい?「car engineer」らしい。が詳細は不明。ダイエットをしているらしい。ダイエットの発音が聞き取れず、何回か聞き返して「fat」の単語でようやく気付いた。
英語も独特な発音のため聞き取りも難しかったりする。相手もこちらの発音めちゃくちゃと思っていることだろう。。
しばし英語の授業が終わり、無事バスが来た。「Have a nice day !」と言われたと思うが、返しがよく分からなかったのでとりあえず「Thank you!」と言っておいた。
ベトナム人は人と喋るのがどうやら好きらしい。そうだとしても外国人に英語でコミュニケーションを取ろうと思う人は日本では少ないだろう。
バスが来た。シャトルバスだ。
乗ってみるとインド系の人、パキスタン系の人たちが合計6人くらいいたと思う。男女で友達通しの旅行なのか、前の席に固まっており、別の英語のガイドさんがついていた。
後ろの席に通され、自分以外の日本の参加者が2人いるとのことでバスで迎えに行くことになった。英語も飛び交う賑やかなバスだ。
近くのホテルに着くと日本人の親子が乗ってきた。母、娘の旅行のようだ。例によって自分は日本とはほとんど話していない。目を合わせるのが苦手だ。向こうも見ず知らずの異性には話しかけないようにしていた。なんとなく気を使うのは日本人特有の気を使いすぎ文化の典型だと思った。
この1台のバスで、約2時間先のクチに行くことになった。
ガイドさんが日本語で旅行の流れを説明し始めた。ほとんど覚えていない。しばらくすると質問をしろというのだ。ここである程度ベトナム事情がわかった。↓ 以下略
などおそらくベトナム人はこういった国の悪いところを話すのが好きなようだ。(嘘かホントか分からないが。。。)こちらも興味津々で質問攻めすることになったが流石に疲れる。5分の沈黙もさせてくれないのだ。
ツアー自体は全盛期はバスが何台も日本人で一杯になっていたのだという。ちょうどコロナになって、いまや1台もガラガラで日本人に関しては3人しかいないのだから、社会に影響を与えていることを国をまたいで知ることになった。
途中の道は田舎になる。ほんとに何もない田圃道をバスが走る。たまに目に入る牛はひどく痩せこけていた。牛が痩せている状態を始めて見た。
間トレ休憩を兼ねて、漆塗りの仕事場を見ることになった。説明してくれた英語が達者な青色のTシャツの青年に、何を言っているのか理解できていない僕らの構図は非常にシュールだった。ここでお土産は何も買わなかった。
またバスに乗り、クチへと向かった。
part5 に続く。