北海道・札幌文化団体協議会
2019年(令和元年)にスタートした「こどもアール・ブリュット北海道みらい作品展」について紹介します。
今年度からの新たな取組として、事務局内での月1回のミーティングを行っています。「今年度から」と言っても、私自身がこの作品展に携わるのは、今回が初めてです。 昨年の10月に北海道文化団体協議会の事務局に入り、この作品展の存在やその目指すべきところが「インクルーシブ教育の実践」であると知りました。 「インクルーシブ」という言葉。確かに最近よく目にしたり、耳にします。日本語では「包摂、包み込む」を意味し、例えば、SDGsの「誰一人取り残さない」という原則も同じような考え方です
このマガジンでは、北海道文化団体協議会(北海道文団協)が2019年(令和元年)から開催している「こどもアール・ブリュット北海道みらい作品展」(以下、「こどもアール・ブリュット」)について紹介していきます。 本展は、2018年に開催した北海道命名150年記念事業「北海道こどもみらい150作品展」をきっかけに始まりました。その背景には、次世代を担う「こども」に焦点を当て、魅力ある文化活動の後継者を育てるという意図がありました。この取組がきっかけとなり、「障がいがある子もない子