【往復書簡】空想旅なら今晩にでもイタリアへ飛べる。

この頃冷房を28度設定で常時つけていて、電気がうみだす冷えに窮屈さを感じる。アヤノさんからのお便りのヘッダーにあるような、ひろーい空の下でビヨーンと寝そべりたーーい。そんな欲望をかき乱しながらお返事書きます!

いやはや今回も神回だったなぁ。(アヤノさんのnoteに関しては、毎度神回の連続ヒットなので「神回」という言葉すら価値が下がってしまいそうでやたらめったら多用しないようにしてるんだけど、結局言わずにはいられない。。!)

これは「オス化」というより、頭でっかちってやつだ笑。シュミレーションしたところで、予想したネガティブな結末になるとは限らないし、逆に明るい展望を描くからこそ、そっちに現実が引っ張られることもある。わたしの場合は「翌朝やってくる虚無」ではなく、最悪でも「しなくても良かったけど、気持ちよかったからいっか☆」だなと読みながら思った。動物的な人生を生きてるね、我ながら笑。

ハイ、まじでそのとおりでした。笑 アヤノさんが軽やかに誇る「動物的な人生を生きてるね、我ながら笑」がうらやましっくて、私もシミュレーションを繰り返して、「吾輩は猫である」という意識を体内にすり込ませて、思いの向くまま動いてみた。

(なぜアヤノさんの「動物的な人生」をうらやましく思ったかというと、自分の欲求をただしく把握して満たすのが上手なアヤノさんの笑顔の眩しさにときめいたことが何度もあったから。自分にも他人にもありったけの愛情を注いでいる余裕から生まれるのでしょうか。「アッハッハ」って豪快に笑うアヤノさんの笑顔に、あざやかピンクのワンピースが似合いすぎなんだよな。笑)

(話は逸れたが)一度理性を脱ぎ捨てて「ほしい!」「したい!」を口に出してみると、「え?何こんな簡単なことだったの???」というか、「欲望を口に出すってこんなに快感で、お互いハッピーになれることなの?!?!」と感動さえ覚えた。そして一度できちゃうと、それ以降の甘え癖(もちろんよい意味で)がわりと簡単に付いてしまう気がした。

アヤノさんの言うとおり、オス化でもなんでもなく、「頭でっかち」なだけだったんだね。JUST DO IT案件だったし、イメトレ効果の威力を再認識したよ。。人が想像できることは必ず人が実現できる。鹿島建設。

日本語→英語→日本語と、言語を行き来するときに、わたしたちが訳しているものは一体何なんだろうね。訳が少しずつ変わっていくのに、伝えたい芯の部分はちゃんと伝わってくる。言葉というツールを使っているけれど、それ以上の情報が心には届いている。心に届いてる何かを伝えたくて、不足を感じながらもまた言語を変えて伝えようとしているだね、わたしたちは。
でも、その言葉だけが全てのように受け取って、失望したり、誤解を重ねているんだよなぁ。言葉で伝えられたものはすでに不完全で不十分。そういう意識が今特に大事なのかもしれないね。

ココ、読んでいて鳥肌モンだったんですけど・・・???

「言語を行き来するときに、わたしたちが訳しているもの」とは。使い慣れた言語と慣れない言語の間で、必死にそこにある共通の感情を読み取ろうとする。それってすごく尊く、美しい行為な気がするよ。。イッツアスモールワールドを実感できる行為でもあるよね。

「その言葉だけが全てのように受け取って、失望したり、誤解を重ねて」何度、ぎゃーすか泣きわめき、怒ってきたのでしょう・・・。笑 まぁそれが生きるということであり、全く悔いはないしやむなしだけど。。

むしろ、「言葉”以上の情報”」を想像する時間を経て、相手を理解したいって気持ちはぐんぐん育まれ深まるんだろうから、もっとあなたの気持ち聞かせて!言ってくれないとわからないから言語化して!!!と思う。

そしてやっぱり「言葉で伝えられたものはすでに不完全で不十分」だから、なるべく判断材料を増やせるように、わたしは大事なことは全て顔を見て、相手の目を見て話したいし聞きたいなー。「ちょっと話さない?」なんて言われたら、深夜でも原付き飛ばして会いに行っちゃうよ(乗れないけど)。

「アヤノさんが大きな決断をするときに、大事にしていることは何ですか?」というド直球の質問には、

わたしの答えはやったことがなくて、抵抗があって、でもその先の未来にウキ❤︎ってなる方を選ぶことかな。

という、アヤノさんらしい大胆な答えをありがとう!タイトルにある、「抵抗がある選択肢は人生を加速させる」という主張には勇気をもらえる。「迷ったらやめた方がよい」という意見もあるけれど、天秤座の?わたしはやっぱり、揺れながらも勇気が必要な方を選んだ人に憧れちゃうなぁ。(橋は5回叩いてから渡るタイプなので・・・)

「ウキ❤︎」と感じるトキメキセンサーがうまく作動してるか、その管理って大人こそ超大事だよね。最近メンタル起点でフィジカルをぶっ壊すという経験をして、自分がいかに頭でっかちな人間になっていたのか、ほとほと身に沁みて痛感した。。感情に蓋をしまくってマトリョーシカ風に包み込んだ結果、自分にとって何が心地よいのかも、本当は何が欲しかったのかも、まるで見えなくなっていた。

教えてくれた茨城のり子さんの詩、すごく胸に迫るものがあるね。何事においてもアヤノ尺のものさしを持っているアヤノさんが、折に触れて読み返しているということにも納得…!

大げさなようだけれど、誰も取って代われない自分の感受性を失ったら生きてる意味がないとさえ思う。ただ、映画監督の長久允さんが『ウィーアーリトルゾンビーズ』という映画に、「生きてるくせに、死んでんじゃねえよ。」というキャッチコピーを付けているんだけれど、もう一方で、「死んでるみたいに生きてもいいよ。」っていうコピーも代案としてあったというエピソードが好き。

「どちらのことも伝えたかったんです。そんなに頑張って生きなくてもいいし、でも瞬間的には頑張る必要もあるし。すごく矛盾を孕んでいるんですけど」と語るところにやさしさを感じる。

一応、リンク貼っておく。笑 

何が言いたかったかというと、自分をコントロールできなかった身として全く偉そうに言えた話ではないんだけれど、「自分の感情が見えてこない」「脳の命令に体が従わない」という地獄を味わうことで、悲しみも怒りもすべて愛おしいし、ぜんぶの感情に感謝したくなった。これだけカオスな感情を体感させてくれる乗り物(体)をくれて、ありがたーいって思う。そのさなかは苦しいことも多いけどね。

悲しかったり悔しい出来事も、思いっきり味わい尽くした後は、「これは来たるハッピーエンドへの伏線ですね???さてどう回収してゆきますか」と冷静に自分に呼びかけるようにしている。笑

次回はそうねぇ、真夏にもなるし、楽しい妄想をしてもらおうかな!!どんな願いでも叶うとして、最高の夏休みの一日のプランは?

「どんな願いでも叶うとして」ということなので、身に付けつつある姫マインドを生かして、わがまま爆発させるね!!笑 

わたしはもしどんな願いでも叶うとしたら、朝、はちゃめちゃに好きな人の部屋で、大きな窓から差し込む太陽の光で目覚めて、「ぶんちゃん、40秒で支度しな!」って起こされて、「え?!なになにドーラ!」ってふざけながら慌ててサングラスやら浮かれぽんち仕様のノースリーブワンピースやらをスーツケースに押し込んで、普段乗らないからか自ずと気分が上がるモノレールに飛び乗って、羽田に着いたらフランス経由イタリア行きのチケット渡されて、訳の分からぬまま手際のよい彼に手を引かれて飛行機に搭乗して、座席に座るやいなや機内サービスの映画チャンネルをぴこぴこして、私が知らない名作に関する考察やうんちくを飽きるほど聞きたい(そして彼は何度目の鑑賞かわからない『ショーシャンクの空に』を観て、また新たな発見をするのだろう。それを小声でわたしに教えてください)。もちろん機内食のメニューに対してはいちいちツッコミを入れたい。どうせ待ちきれずにドイツビールを頼んで乾杯しちゃうんだ。

行き先はフランスのニース、からのイタリアのチンクエ・テッレ。(チンクエ・テッレには「愛の小道」と呼ばれる海岸の遊歩道があって、そこをくっちゃべりながら歩きたい。ただし『ビフォア・サンライズ』のセリーヌのような教養は、ない。)っちゅうことで、機内で睡眠を挟みつつ映画を3本ほど鑑賞し、到着するのはフランス・ニース。空港に着いたら、不安を感じることもなくホテルへ。だって今回はひとり旅じゃない、隣には頼れる彼がいる。荷物を置いたら、真っ青なワンピースに身を包んでコートダジュール沿いのレストランへ。

淡いピンクとパープルの水彩絵具で染められたかのようなマジックアワーの空の下で、「今日はビールじゃなくてシャンパンにしちゃおうかな」と無邪気に浮かれる彼にときめいて、「夢、、じゃないよね?」とほっぺたつねって確かめたい(表情は田中みな実先生ご参考)。そんで、彼がオーダーした生ハムメロンをシェアして甘塩っぱさを噛みしめながら、「おいしいもの食べたら、また頑張れるでしょ」って言われたい。


えっ、、、、、いくらでも頑張れる気がした。。。

はぁ、、実現するはずもないことなのに、妄想暴走させただけでピンク&パープルのしあわせカラーが胸いっぱいに充満したよ。

なんて素敵なご提案してくれるのよ。今年の「特別な夏」とやらはみんな一緒に空想旅しよう。これなら半沢直樹で興奮した後にでもイタリア行けるよ。

その時わたしに必要なあそびを、いつもいつもありがとう。

数回前の往復書簡で恋と愛の違いについて言い交わしていたときに話が出た、「美しい作業」(下記ご参照)をこの頃着々とこなしているご様子のアヤノさん。笑

オチとしては、100%理想の人なんているはずもなく、相手の性格に不満のひとつやふたつ、いやもっとあろう中で、一個ずつ自分の中で消化したり、二人で話し合いながら、折り合いをつけながら、「面倒くさいけど、結局一緒にいることを選んでる」って、なんて美しいんだろう…!に行き着くわけです。。。

初対面かよ!!という質問で恐縮だけど、アヤノさんが好きになる人って、どんな人?笑 というか、今までの人生を振り返ると変化してきた?それとも何か共通項が見えたりするのかな。

(ちなみにわたしは、以前外国人の方達6人くらいとオンライン飲みをしてて好きな異性のタイプの話になったので、「I love a dreamer!!」と大真面目に答えたら派手に笑われました。Really!なんだよ。わたしゃ夢を夢のままで終わらせずに努力してる人がずっとすきだよ。)

それでは、アヤノさんもよきタイミングでね。アヤノさんの空想夏休みに負けないほどの、爽やかな夏を過ごしてね!!


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