目を覚ます ~「気づきの中心点」と皮膚感覚 ~『タフティ・ザ・プリーステス』を読んでの考察
『タフティ・ザ・プリーステス』では内部スクリーンか外部スクリーンどちらかに意識が向いてしまっている状態を「眠りに落ちている」状態と呼んでいます。
夢や現実(この本では両者は本質的には同じとされている)で目覚める方法として、内と外のスクリーンから意識をそらし「気づきの中心点」に意識を向けなければならない、と書いてあります。
そのために「鼻の周りを指で叩いてみてください」とも書いてあります。
おそらく鼻の周りがやり易いからなのしょうが、もっと全身に広げることも出来ると思います。
要するに
内と外の境界=皮膚の感覚をリラックスした状態で鋭敏にして、じぶんの内と外を同時に感じ取る=意識することによって「気づきの中心点」へと意識を持ってくることができ、
内部スクリーンと外部スクリーンを同時に見ている=「自分を見て、現実を見る」という状態=「目覚めている状態」に入れるのでしょう。
皮膚を通して内と外の世界を同時に観るというんでしょうかね。
皮膚感覚に注目したのは僕が合気道を習っていた経験からです。
「自分を見て、現実を見る」というのが、合気道で己を観察しながら皮膚を通して相手を感じ、その上で相手と繋がりを維持しながら技を繰り出す方法に似ていると思ったからです。
ヴァジム・ゼランド氏もトランサーフィン・シリーズの中で合気道について言及していたことがあったようです。
皮膚の感覚を高める時に大事なのは体の力を抜く、リラックスすることだと思います。
また何か気づいたことがあったら書こうと思います。