メモリーズオフ2nd「寿々奈 鷹乃」シナリオ感想。
明日いろいろ届いてしまうので、今のうちにプレイした感想を。
鷹乃は、水泳部のエースであったにもかかわらず、泳ぎの道をあきらめ学校の夏期講習に参加している。健は、その理由がなぜなのか知りたがり、彼女に興味を抱く。
健(というか、男子全般)に冷たくあたる鷹乃は、男嫌いという噂。実はそれにもきちんと理由があるのだが……。
この子のストーリーは、かなり忘れていました。なので、読んでいてとても新鮮でした。
簡単に言ってしまうと、深刻な家族の物語です。高校生の鷹乃に背負いきれるかどうか、というレベル。だからこそ彼女は、壁をつくって自分を守ろうとしてきたのでしょう。
健と交流していくなかで、徐々に心を開いていくところは、鷹乃のなかのわだかまりを人間的な成長によって解消していく過程がみえてよかったです。それが恋愛感情にジャンプしていくものなのかは、ちょっと読み切れなかったですが、命がけで鷹乃を説得しようとしていくくだりは、まあここまでされれば好きになるのかなあと思えなくもないかな。
ここまで書いてきて気づきました。わたしは健があまり好きではないんだなと。基本的にフラフラしてますからね。鷹乃シナリオでもほたるにけっこうひどいことを繰り返していますし。よくわからないんですよ、彼の気持ちがどこにあるのかが。前作の主人公である智也のほうが、めちゃくちゃなことをやっていますがまだ吞みこめるんですよ。過去が過去だけに仕方ないよねと。健にはそれがない。恵まれているのに(だから)人を無自覚に傷つけている。ちょっと許せないな。わたし自身にもこういうところがあるのでわかるんですが。
鷹乃の話をするつもりが脱線しました。鷹乃自身はとてもしっかりした女の子だと思います。心を折ることなくこのまま大人になっていってほしいです。
次はほたるのお姉さん、静流さんに行こうかな。姉妹って、ドロドロになる展開しかみえない……気が重いなぁ……。