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1月22日 破雲寒月明~『毎日に感謝したくなる 禅ごよみ365日』

破雲寒月明
~くもやぶれてかんげつあきらかなり

『毎日に感謝したくなる 禅ごよみ365日』

冬の夜、月(橋り)を覆っていた雪(送い)に、ふっと切れ目ができ。月が明らかになる、という禅語。

 「人は迷いと無縁ではいられません。迷いながら生きている、といってもいいかもしれませんね。」と枡野住職曰く。
さらに、「しかし、どれほど深い迷いのなかにいても、ふとしたきっかけで、それが吹っ切れるものです。」と仰っている。

悩み方というか、悩む深さは人によって、また同じ人でもタイミングによって違うのではないだろうか。
自身を振り返って思うことだ。

そして、それなりに年齢を重ねた今、悩んでいいことと、悩まずに浮かばせておいたり、置物にして眺めておいたりするものの区別がつくようないなってきた。
住職が仰る通り、時が来て、ふとしたきっかけで吹っ切れるのである。
そうなんだ。
悩みが思う通りに解決するのではなく、なんらかの結果に辿り着き終わる、もしくは一区切りするということ、それが悩みの終わりなのだ。
それまで付かず離れずでいて、結果はそれはそれで受けとめる。
少し大人になったかもしれない。

終わりを迎えたら、そこから新しいことがはじまることがある。
そんな時もあるから、今は思い通りにならなくても、悩み過ぎないように。


こちらの禅語をもとに、noteを更新しています。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。


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