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【Feature PEOPLE】角田莉沙 Vol.2

Feature PEOPLE第2弾!
前記事でも登場した飯森沙百合さんと同時期に韓国で滞在していた、角田莉沙さんへのインタビューVol.2です。角田さんと韓国の関係はこれからどうなっていくのでしょうか!?

聞き手:山田うん

莉沙さんは韓国語が堪能ですが、きっかけというか、どうやって語学を習得したんですか?

大学生の頃にたまたま韓国のコンテンポラリーダンスの映像を見た事がきっかけとなり、そこから絶対に韓国に行って踊りたい!という気持ちが芽生えました。その為にはその国の言語が出来る事は必須だろうと考えたので、手当たり次第に教科書を買ったりYouTubeの韓国語講座の動画を見たりしました。ただ、最終的には教科書などはあまり参考にしておらず、お風呂に入っている時間にブツブツ韓国語で独り言を言ったりしてるうちに話せるようになっていました。
頭で考えるよりも、感覚を信じて実践する方が私には合っていたのかもしれません。
個人的にはまずハングルを覚えてから、韓国人の方が喋っている韓国語字幕(日本語字幕ではない事が重要!)のあるYouTubeなどを見て音を聞きつつ分からない単語を調べていく方法がお勧めです。

韓国語だから言える、表現しやすいことってありますか?

日本語ではなく韓国語だからこそ、文化や舞踊に結びついてたり?私は外国語だと正直に話せたりするんですが、日本語だと間違ったことばかり言ってしまう。そう思われてないと思うけど、それに、私の外国語のレベルもすごい低いので比べ物にならないとは思いますが。

すごく分かります…!たまに「韓国語ではこう言うんだけど日本語でぴったりハマる言葉がないなぁ…でも私が今伝えたい事は韓国語のこのニュアンスなんだよなぁ…」という事があります。逆に韓国にいる間はあまりそのような事を考えなかったかもしれません。
日本語は良くも悪くもダイレクトに表現しない言葉がたくさんあるなぁと思います。だから発言する前にどの言葉が正しいのか色々考えてしまったりしてしまう。
韓国語を正しく発音しようとすると日本語よりも口の筋肉を使わなければならない為自然と声も大きくなりますし、はっきり気持ちを伝えないと何が言いたいのか分からないと言われてしまうのでそういう面では訓練にもなりますね。

ダンサーとしても通訳としても、可能性だらけの莉沙さんですが、韓国と日本での活動、これからどんなことをしてみたい、と思っていますか?

異国にいて改めて感じる日本の良さもあったし、韓国のこのやり方を日本にも導入出来たら良いのになと感じる事もたくさんありました。でもこれはやはり実際に韓国に行って、韓国語でコミュニケーションを取らないと分からないだろうなという事も強く思います。

日本に来る韓国のダンサー、韓国に行く日本のダンサーはたくさんいても円滑にコミュニケーションまで取れる人は少ないのではないかなと感じています。私が日韓の架け橋となって、ダンスに限らず色んな人の交流のきっかけとなったり、お互いの生活を良くしていく為の知識を交換出来たりしたら良いなと思います。

ダンスだけが生活の全てではないし、ダンスだけが上手くいけば良いという事ではないと思っているので、ダンスがきっかけとなって世の中がより良いものになれるような活動をしていきたいです。


ダンサー 角田莉沙

東京都出身。
3歳からクラシックバレエを始め、16歳からジャズダンスを始める。
日本女子体育大学舞踊学専攻卒業後、コンテンポラリーダンスを中心に活動を始める。2016 年から株式会社プランチャイムに所属し、アーティストのバックダンサーやミュージカルに出演する。
2018 年 Nirvana Yoga School にて RYT200 取得。大学在学中に韓国のコンテンポラリーダンスに魅了され、大学院への留学を志した事をきっかけに韓国語の勉強を始める。また、同時期に韓国のダンススタジオで定期的にレッスンを受ける。この経験を活かし、韓国大手企業の日本支社で通訳として勤務し、韓国語で会話可能。


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