「希望の郷 東村山でのダンス日記200720」
こんにちは。今週の東村山ワークショップ日記、担当はおこめです。
実はこの日は、私の初!ワークショップリーダーデビュー!でした。アシスタントは心強いベテランのヤン。
前日悩みに悩んで作った音楽のプレイリストを携えて、ドキドキしながら希望の郷へ。
ダンスワークショップにおいて音楽のプレイリストはかなり重要です。ワークショップリーダーはダンスフロアのDJと言っても過言ではないと思います。
どんな曲をかけるかで、その日のワークショップのフローが変わってきますので、前日は「どんな曲をかけよう」「これだったら楽しく踊ってくれるかな」「こんな曲は身体に気持ちいいかも」と、ドキドキワクワクしながら選びました。
さて、当日ダンスルームに到着すると、既に先客が。
ダンスの時間を待ちきれない利用者さんが、既にスタンバイしていました。
ダンスルームにあるピアノに何やら集まっているので、私もちゃっかり椅子に座ってピアノを弾いてみます。(なんの曲でもなく、ただのデタラメです笑)
その様子を見ていたS君が私の腕を高く持ち上げ、そしてその手を離しました。
すると私の手は自然とピアノの鍵盤に落ち、音が鳴ります。
S君はこの遊びが気に入ったのか、何度も何度も繰り返し、私はそれに応答して色んなリズムで鍵盤を叩きます。
私達二人で作られた謎の奇妙な旋律。
その様子を見ていたT君が近くまでやって来て私達のメロディーに呼応するかのようにヘッドバンギングを始め、その場はまるでピアノロックコンサート会場さながらに。
私は全くピアノ堪能ではないけれど、あの瞬間はスーパーピアニストになった気分になれて嬉しかったな。ダンスじゃない時間も大切な時間。
そんなこんなしているうちに、ダンスの時間が始まりました。
ワークショップの間は初めてのリーダーということもあって、とにかく夢中でしたので、ワークショップ中の記憶があまりありません。
とにかく、ダンスルームの空間いっぱいに自分のエネルギーを溶かして浸透させることに集中していました。
苦心して作ってきたプレイリストでしたが、結局その場の空気に合わせて即興的に音楽を組み合わせていくことになり、内心ハラハラしつつも楽しい流れになったんじゃないかなと思っています。
皆も楽しんでくれてたらいいな。
その日は何とAちゃんのお誕生日。そしてその場にいた職員さんと他の利用者さんも近くお誕生日ということで、バースデーソングを流してバースデーダンスを皆で踊りました。
お誕生日を祝うダンスって何てハッピーなんだ!
幸せな空気に包まれたのがその日私のハイライトでした。
ダンスルームの窓の外からいつも見える何気ない風景。
連日の雨から久々の太陽がこぼれて何だか特別な景色に。