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研究室選びに悩んでいる人へ

大学の研究室に悩んでいる人に、研究室に所属している今だからこそわかることを書きます(理系向けかな?もしかしたら文系のみなさまにもお役に立つことがあるかもしれません。)

研究室選びのものさしが「どんなことが研究できるか」だけになっていないですか?

もちろんやる内容も重要。興味が湧かないことをやるとなるとモチベーションは上がりませんから。

しかし、研究室生活は短いようで長い。

そして圧倒的に研究室の人たちと過ごす時間が長くなります。

場所によるかもしれませんが、多くの研究室は10人前後の非常に小さなコミュニティです。毎日毎日同じ顔です。

研究は楽しいときもあるけれど、時にしんどいときもあるし、うまくいかなくて悩みが尽きないときもある。

そのような時間を共有し、助けになってくれる存在は同期であり先輩であり後輩であり先生です。

実際に研究室に入ってみないと何を研究しているのかはわからなかったりします。でも、生理的に無理というテーマでない限りやっていくうちになんとなく愛着が湧いてやる気も出てきたりします。研究内容が就職へ直結する場合もあるけどそれはごく一部(ワタシ調べ)。

なので研究の中身も大事ですが、そこにとらわれ過ぎずに研究室の雰囲気も忘れずに「ものさし」の一つにして欲しいです。

雰囲気こそすぐにわかるものではないよね?と思う方も多くいらっしゃると思うのでワタシなりの項目を書いてみます。

・先輩と先生と話してみる...先生は真実を教えてくれない可能性が比較的高いので、中身とかどんな風に研究室を運営されているかなどを聞くとして。実際にどんな感じなのかを掴みやすいのは先輩です。研究室見学の際に先輩たちとお話できるとぶちゃけ話を聞くことができます。他の研究室の様子もついでに聞いてみて客観的な雰囲気も把握。

・同じ研究室が気になっている同期もチェック...これから苦楽を共にする人たちです。気軽にわからないところを聞けそうか、そりが合いそうかも確認。大学院に進学など研究室の中で立場が上になるにつれて同期たちとの雰囲気が研究室の雰囲気に直結します。

(ワタシは生物系の人間なのですが、研究室の分野が動物・植物・微生物・環境という風に分かれていまして、動物は苦手、環境は興味がなかったので植物と微生物の研究室をたくさん見学して候補を決めました。)

「どんなことをやるか」をほどほどにして、「どんな風に過ごすか」を考えながら決めて、今の研究室に配属されました。

いろんなことがあって、時にはしんどいときもあって涙を流しながら実験することもありました(過去の投稿参照)

それでも、それ以上に学ぶことは多く、かなり成長できたと思います。なので、ここに入って後悔はしていません。

もしどうしてもこれをやりたい!ということがある人はそれを大事にしてほしい。

でもちょっと迷っていて決められない人、何もやりたいことがない人はぜひ「どんな風に過ごすか」をイメージしつつ見学してみると答えが見えてくるかもしれません。

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