
一つのことに絞って、情報を発信し続けると何が起きるのか?~いちご情報だけを8年間発信し続けるとこうなりました。
いちご大学は最初、イチゴの総合情報サイトとして運用していました。なぜなら、2015年にイチゴの情報ポータルサイトは日本にはなかったからです。
イチゴ好きな人は多いだろうと言う仮説のもとに作ったわけですが、SNS、特にFacebookでのフォロワーの数は一気に増加しました。
ビジネスの定石で考えれば、ファンが集まった段階でイチゴに関する商品を開発し、集まってきてくれたイチゴ好きに売るというのがビジネスの流れになると思いますが、なぜかしらそれはあまり面白くないなと思っていました。
なんかイケてないなと思ったのです。(この感覚は独特のものかもしれません)
きっと偶発的に売れても長続きしないだろうし、その当時はまだイチゴに強い思い入れがないので、イチゴマニアを唸らせるような商品ができないんじゃないかなと思っていました。
この判断は今でも正しいと思っています。

そしてしばらくイチゴの関連情報だけを淡々と流していくメディアとして運用していました。(全くマネタイズを考えておりませんでした)
そして、コロナ禍の時期に突入していきます。
ある日、こんな質問が舞い込みました。「いちご大学という名前がついているのに、なぜイチゴについて教えてくれないんですか?」
その時になるほどなと思いました。
イチゴの栽培や農業についての学校はたくさんあるが、イチゴそのものを題材にした総合的な学校は世界中どこ見渡しても存在しない。
そして、今はコロナのおかげでみんなオンラインで講義を受けることが当たり前になりつつある。
オンラインスクールであれば、全国から希望者を募ることもできるし、素晴らしい先生を講師としてお呼びすることもできる。
これは面白い!イケてるなと思いました。
そこで、いちご大学アカデミアのコンセプトを考えることになりました。
今こそ、当たり前にいちご大学アカデミアを運用していますが、世界中で未だかつてないテーマの学校を作るわけで、科目はどんなことをすればいいのかもわからないし、生徒も先生もどうやって集めればいいかもノーアイディアで、ゼロベースから作りこんでいきました。
正直、ノリと勢いだけでえいやーと作った感満載です。

でも、自分のわかる範囲で試験運用してみようと言うことで、いちご大学アカデミアの0期生を募集しました。
それで、なんと0期に70名の方が申し込んでくれました。コロナで誰も外に出れないと背景と、イチゴのことを学びたい、もっと知りたいと思う人の条件が揃ったように思います。
ここに応募してきてくれた方々が協力してくれて、後に講師になったり、いちご大学アカデミア生1期生になったりしてくれることに結びつきます。
今振り返ってみても、0期生のみなさんとの出会いは必然的だともいえますし、奇跡的だったように思います。
医療業界だけで活動していたら会えない方々です。
いちご大学だけではなく、他の分野でも1つのことに絞って情報発信をすると、仲間が集まり、情報が集まり、そして幸せが集まります。←ここ大事!!
それを体験させてくれたのが、自分で構築したMRに特化した情報ポータル「MRーNET」であり、オールアバウト不妊治療サイトでした。
だから、イチゴであろうが、カレーであろうが、ラーメンであろうが、テーマをしぼればそれが好きで、それらを目的とする人やことが集まってくるのです。
この法則に早く気づいたので、今までポータルサイトを30サイト以上も作ってきたという訳です。
ちなみに医療機器や製薬企業の代わりにポータルサイト運営も結構やってきたのですが、詳細は秘密保持で言えません。
何かの領域で日本でナンバーワンやオンリーワンになりたいと思うのであれば、自分の力を発揮したいポータルサイトとSNSを組み合わせたオウンドメディアをきっちりと作りこんでいくのは当然のことであり、3年は続けてほしいし、日本一になるなら10年ぐらい継続する気持ちが必要かなと思います。
逆に言うと、ここを理解し、情熱と時間とお金の投資ができる人が結果的に得たいものを得ると言うことになります。
うまくいかない人は、ここの努力を惜しんでいるか、もしくはここに至るまでにあきらめる方がほとんどです。
何事も手間暇かかるんです、特に新規のビジネスは。
だから、自分の好きなことを取り組まないといけないし、自分のあり方に沿ったものをやらないとうまくいかないと言うことになります。
ダラダラと書きましたが、今日はこんなところでお開きにしたいと思います。
次回は仕事と幸せを呼ぶポータルを続けるコツを書いて行こうと思います。
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