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【の、はなし】#3 食小説のはなし おすすめ3冊

食漫画、食エッセイときて、次は食小説……食小説ってなんだ?となりました。
グルメ小説とか、食べもの小説という呼び方が、一般的なの、か……?

「食べものが主題となっている小説」とすれば間違いない気もするけど、ちょっと説明が過ぎる。

ということで「食(べものが美味しそうに描かれている)小説」のおすすめ3冊です。

ご興味があれば、是非。


1冊目「香港の甘い豆腐」

「渦」で直木賞を受賞された、大島真寿美さんの作品。
雑多でパワフルな香港の街、そこで出逢う食べもの、出逢う人。


2冊目「和菓子のアン」

和菓子(の登場する)小説であり、ミステリであり、お仕事小説でもあり。
一粒で三度おいしい。
読むと元気になる。
一粒で四度おいしい。


3冊目「夢幻都市」

食べものが主題になっている作品ではありません。
ジャンルとしてはSFか、ホラーになるのだと思います。
ネタバレは避けますが……。
主人公(妻を亡くした男性作家)の娘(小学生)が、旅先で不思議な出来事に遭遇して、その後、ホテルの部屋でルームサービスのお汁粉を食べる場面があります。
夜中にルームサービスのお汁粉……!
なんか、いい………!!
と、この場面が読みたいがために、定期的に読み返しています。
私が愛読しているのは徳間文庫版で、ふくやまけいこさんのイラストもかわいい(ホラーなのに)。

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