神戸文学館トークイベント「『文豪』コンテンツと地域文化の未来」にて登壇いたしました

現在、神戸文学館にて企画展「蘇る神戸ゆかりの文豪たち 其ノ参」が開催されております。
8月3日、その記念トークイベント「『文豪』コンテンツと地域文化の未来」が開催され登壇させていただきました。

私がこれまで登壇した類似のイベントは全て特定の文豪をテーマとしたものでしたが、神戸文学館は地域振興を重要視されている文学館で、かつ特定の文豪をフィーチャーした文学館でもないのでどのようなお話になるのか想像が付かなかった事もあり、いつも以上にドキドキしました。

トークの内容はやはり地域振興というところが中心になりましたが、普段とは一風違った視点でのお話が多く、小阪館長からもあまり文学館では出てこないようなお話がたくさん聞けて楽しかったです。
神戸文学館ではこれまで3回タイアップを実施しておりますが、それぞれの回の来場者の特性の推移データなどは他では見た事のない興味深いデータでした。
回を重ねるにつれて、リピーターが増え、満足度が上がっているのは喜ばしい限りです。

文アルのタイアップ効果でそれまではほとんど来訪のなかった20~30代や神戸市外の来館者が増えている、というお話もありましたが、タイアップを実施してから他の文学館からの問い合わせが増えた、というのは初耳でした。
初期の頃と比べると、各地の文学館からタイアップのお問い合わせを多くいただけるようになりましたが、そのような文学館同士の情報交流があって文アルにお声がけいただいているようで、大変ありがたいお話です。

また、小阪館長には「地域振興」についての考えをたくさん話していただきました。
我々としてもタイアップを通して文学館に足を運んで欲しい、との思いで各地の記念館とタイアップさせていただいておりますが、続ける中でもう一段階広い「地域振興」のお手伝いもできるのでは、と感じる事が多くありました。
そのため今回、神戸文学館主導で神戸市との市バス・地下鉄共通1日乗車券やスタンプラリーなど、観光に繋がるタイアップが実施できたことはありがたかったです。

今後も機会があればこうした地域振興にも繋がるタイアップもしていきたいと考えています。

『文豪とアルケミスト』プロデューサー 谷口晃平


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