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60歳以降、ファーストフードやスーパーでバイトしたくない超怠け者のつぶやき

年金もらえるまで10年以上ある。年金だけで生活できるかというと多分無理だ。でも私はもう働きたくない。

年金では生活できないから某ファーストフード店やスーパーでバイトしている高齢者のニュースを見た。番組では、いくつになっても働けることはすごいとか、イキイキしているとか高齢労働者を褒めちぎってヨイショしていた。
私は悲しい気持ちになった。すごい違和感が湧いてきた。60、70になってバイトなんてしたくないよと呟いてしまった。

10代の時に散々バイトしたが、疲れたし面白くない仕事の方が多かった。やりがいは微塵も感じられない低賃金のどうでもいい仕事だった。特に飲食店は最悪で、こき使われたし職場環境も良くなかった。儲けはほとんどオーナーのものでバイトなんてゴミだった。当然すぐやめた。低賃金環境で働く過程でなにが嫌かというと怒られたりクレーマー対応やバイト仲間に陰口言われることである。悪口大好き、いびりが趣味の嫌な人はどこの職場にもいるのだ。とろかったりお世辞が言えないとネチネチ怒られたり、ハブられたりするのである。

大体してバイトで2年以上働いている人なんていなかった。60、70代で10年もバイトできるのだろうか? 病院通いなど体の不調が出始めてもバイト続けられるのだろうか?

怠けは悪、勤労は美徳という価値観を義務教育で植え付けられて、私も怠けていると罪悪感を感じる。別に犯罪行為をしているわけでもないのに後ろめたさを感じる。

私はあと2ヶ月でリストラされる予定だ。再就職探しもして、面接も受けているが年齢のせいかお祈りメールばかりくる。再就職できなくても死ぬことはないし、資産運用で生活費はどうにかなるのでそれほど焦っていない。なにもしていないとザワザワ落ち着かないので就職活動しているだけだ。

夏にリストラされて銀行員としての仕事人生は終了となるだろう。早期退職したあとどうするのか? 正直よくわからない。

流行りかなにかわからないが、車で日本一周するのがリタイア後の夢と言っているブログよく目にする。漫画アフロ田中で主人公が日本一周の旅に出かけ観光地なんてせいぜい20分いればいい方だと、しらけた顔しているコマを思い出した。

長旅で移動し続けるのはしんどい。若い時、パリからバルセロナまで電車の旅をしたがお腹の調子が悪くなったしめんどくさかった。フランスやスペインの景色は綺麗だったが、次の移動方法や宿泊する場所など常時考えていて疲れた。

バイクは若い時乗っていたからもういい。爽快だが寒い時期は体全体が冷蔵庫になったかのように冷えるし、事故ると命に関わるので中高年になってから乗るのは危険だ。

都会田舎で野菜作りながらのんびり暮らしている親世代の生活を見聞きしてなんとなくいいなと感じる。友達のおじさんが栽培した人参やほうれん草を食べた時、スーパーの野菜より何倍もおいしいと感動した。土がよいと甘い栄養価の高い野菜が育つそうだ。低賃金でこき使われて生活費稼ぐより、食べ物自分で作った方が楽しいし良くないか? 資産運用で別に働かなくてもお金は稼げるのではないか?

答えはもう出ているが、「勤労は美徳」の洗脳から溶けるには時間がかかるみたいだ。

年金額を教えくださいとか高齢者が働いているニュースとかその手の番組から離れるのがまず第一のステップだと思う。

今まで頑張ってずっと働いてきたからもう休んでいいんだよと自分に言い聞かせたい。


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