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演技について。
演技の上手い下手について僕の見解です。あくまでも僕のですので。
上手い下手ってのは個人の味方によりバラバラだと思うんですね。基本の「発声」「滑舌」などは当たり前と置いといて、個人の好みにかなり左右されると思ってます。上手くてもそこに個性がなければ面白くない。下手でも個性的に光るものがあれば面白い。
僕は後者に惹かれます。今までも皆が声を揃えて「演技上手いなぁ」と言われる人と共演させてもらった事が何度もありますが、好きかと言われると「?」だったり。
舞台を作る上で一緒にやりたい役者を選ぶ基準は「上手い人」ではなく「面白い人(コメディが得意とかの意味ではない)」。自分にはない役の捉え方や、動きの癖、間、などを持つ役者。そういう人と一緒に演技をするとほんとにスリリングで楽しい。負けたくないと思う。それがきっと舞台にケミストリーを起こすんだと。「なんでこんな事やれるんだよ」と。
技術は稽古すればある程度にはなります。しかし、個性というのは生まれもったもの。しかし、そこで悲観する事もないんです。そう、経験です。そして経験がないなら擬似でもいい。映画や本、舞台、稽古中、人の演技を沢山みる事。足りない経験はそうやって補えばいい。役者を目指す方へ。基礎稽古は勿論大事ですが、いい役者になりたいのなら他人を知り擬似経験をするに勝るものはないと僕は思うのです。
そして、絶対に間違ってはいけないのが、「自己評価」。芝居に関して一番あてにならないのが「自己評価」。「こんなに僕はやってます‼️」「私って上手いでしょ❤️」は最悪。芝居の世界では評価は他人がするものです。観てる人、一緒に芝居を作ってる人が決めるのです。だから必ず人の話し意見を聞いてください。その通りにやれというのではありません、沢山の意見をちゃんと自分に入れて活かせばよいのです。それが出来るようになるだけで演技は必ず変わります。
ま、自分がそう言われる役者かは分かりません。が、「一緒にやってみたい」と言われる役者になりたい。「上手い役者」と言われるよりね。
圓井
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