030. コンフォート・ゾーン(快適領域)について(Vol.1)
コンフォート・ゾーン(comfort zone)は、英語圏では一般的に日常用語として使われているらしい。日本でも徐々に心理学の分野で用いられているようだ。
コンフォート・ゾーンとは自分が慣れ親しんだ空間のことで、ホームとアウェーの原理を説明することができる。ホームで能力を発揮しやすいのは、コンフォート・ゾーンの原理が生体に組み込まれているからである。それはホメオスタシス(恒常性維持機能)が無意識に作用する結果である。
コンフォート・ゾーンは情動を安定的にするので最大限のパフォーマンスを発揮させる一要因になる。つまり、コンフォート・ゾーンを広げていくことが自分の成長につながるということである。
新しい世界に飛び込むことがコンフォート・ゾーンを拡張する。また、「慣れ」という要素が本当に大きい。頭の中でリハーサルを繰り返したものがコンフォート・ゾーンになる。ゴールを達成したときのコンフォート・ゾーンを想像し、ゴール側のコンフォート・ゾーンに移行することが重要。
人は複数のゲシュタルトを持つことができるが、一つのゲシュタルトしか維持できない。つまり、ゴール側のコンフォート・ゾーンをゲシュタルトとして統合することで自分の習慣、考え方などをカスタマイズすることができる。
説明原理としてのコンフォート・ゾーンの理論は素晴らしいけど、実際の現実に作用させるにはやはり地道な努力が必要なのでしょう。
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