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028. 優しさについて(Vol.1)

  優しさについては、小学校6年生くらいから関心があった。人間関係が全然うまくいかなかったことが大きい。自分ばかりが強くて空気を読む能力が欠如していたからかもしれない。

  人の望んでいることをいつも進んでやってあげようという気持ちからスタートした。それはとても作為的で人工的なものだった。人に嫌われないようにしただけ。その習慣、行動の性向がある程度の期間を経て定着した。

  ある時に、BUMP OF CHICKENの『ひとりごと』に出会ってから自分の中で優しさについての定義が確立されたように思う。

"人に良く思われたいだけ 僕は僕を押し付けるだけ 優しくなんかない そうなりたい なりかたが解らない  ねぇ 心の中に無いよ 僕のためのものしかないよ そうじゃないものを 渡したいけど 渡したい僕がいる"
"ねぇ 優しさってなんだと思う さっきより解ってきたよ  きっとさ 君の知らないうちに 君から貰ったよ 覚えはないでしょう"
"皆 良く思われたいだけ 自分自身を売り込むだけ 優しくなんかない そうなりたい 僕が一番ひどい"
"望みは望まない事 僕が知らないうちに 君のためになれる事"
"ねぇ 優しさって知ってるんだ 渡せないのに貰えたんだ きっとさ 人と人との 心の外の中だけに 在るんだ ひとりごと"
"君に良く思われたいだけ 僕は僕を押し付けるだけ 優しくなんかない なれやしない なりたいと思わない 一人では無理な事だから 誰かとの間に在るから どちらのものでもない 名前のない それだけに出会いたい ねぇ 優しさってなんだと思う もう考えなくたっていいや 本当さ 僕ら知らないうちに 僕らで作ったよ 二人で出会ったよ"
(ひとりごと/BUMP OF CHICKEN)

この歌詞には共感しかない。

結局、人に優しくするのは自分が良く思われたいから。本当の優しさは人と人の間にある。
「望みは望まないこと 僕の知らないうちに君のためになれること」や「心の外の中だけにある」っていう表現は言い得て妙だ。

優しさに理由があるならそれはエゴであって自己利益だ。それでもいい。だけど、その先に行きたい。自己利益を超えたお互いの利益を鑑みずにする純度100パーセントの行為が理想的。

『Stage of the ground』の

"すれ違う 誰かが 落としていった
涙を数える その度に 「優しくなりたい」と願う 君は誰よりも優しい人"

という歌詞にも共感できる。

優しくなりたいと思った人はみんな優しいってことだと思う。

この2曲は本当に名曲だ。

ライブ行きたいなぁ。

ひとりごと(ラジオ)

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