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受験を通じて学んだ親としての大切なこと
受験シーズンは、親にとっても非常に大きなストレスとなります。わが家も例外ではなく、長男が大学受験を迎える時期、毎日が緊張の連続でした。親として、何ができるのか、何をサポートするべきなのか、試行錯誤の日々でした。
受験が始まる前、息子とどう向き合うかを考えました。自分の手が届く範囲でできることは限られているのに、どうしても過剰に心配してしまうのが親の性分。そこで、まずは息子の生活環境を整えることにしました。受験生として最も大切なのは、体調管理とメンタルケアです。息子の食事はもちろん、リラックスできる時間を持たせることを最優先にしました。
受験生の体調管理の大切さ
息子が高校3年生になると、特に秋頃から体調を崩しやすくなりました。体調管理は親の大事な役目で、食事や家庭内の環境整備を徹底しました。食べ物一つとっても、受験期には消化の良いものを心がけ、脂っこい食事や過度な食物繊維は避けるようにしました。また、体調を崩さないようにインフルエンザ対策も万全にしました。家族全員で健康を気遣い、毎日体調チェックを行いました。
さらに、息子には十分な睡眠をとることを勧めました。特に受験が近づいてくると、勉強に集中するあまり睡眠時間が短くなりがちですが、体調を崩しては元も子もないので、早寝早起きを心掛けるようにしました。規則正しい生活が、精神面にも良い影響を与えると感じています。
精神的な負担とサポート
受験期は精神的にも厳しい時期です。息子ももちろんプレッシャーを感じていましたが、私たち親も同じようにストレスを感じていました。受験を控える中、最も大切だったのは、息子が心からリラックスできる環境を作ることでした。家の中では、なるべく明るい雰囲気を心掛け、必要以上に緊張感を出さないようにしました。
試験の日、息子の気持ちが少しでも落ち着けるようにと、私が用意したのは温かいスープとサンドイッチ。簡単に食べられ、体を温めることができるメニューを選びました。それだけで、息子は少しリラックスできたようでした。受験本番前の1週間は、家での時間を大切にし、できるだけ穏やかな気持ちで過ごしてもらうように心がけました。
親としての学び
受験を通じて最も大きな学びは、子どもの自立心を育むことの重要性でした。私自身、息子に対して過保護になりすぎていたと感じています。息子が自分で決断し、行動できるようにサポートすることが、最も必要だったのです。自分で考え、行動する力を養うことで、受験という壁を乗り越えられるのではないかと実感しました。
また、結果を出すことが全てではないということにも気づきました。受験の結果がどうであれ、息子が頑張ったこと自体に大きな価値があり、結果を恐れずに前向きに挑戦する姿勢が大切だと改めて感じました。親としては、ただ支え続けることが最も重要だったと実感しています。
親の支えと受験生の成長
受験を経て、息子は一回り成長したように感じます。試験の結果に関係なく、受験生として必死に努力し続けた姿勢が彼を大きく成長させたのです。受験を通じて、親子でのコミュニケーションがさらに深まったように感じ、これからも支え合っていく大切さを学びました。
受験の準備や勉強法も大切ですが、それ以上に、心のケアと家族のサポートがあったからこそ、息子はその壁を乗り越えられたのだと思います。親としてできることは限られていますが、息子が自信を持って次のステップに進むために支えていきたいと心から思っています。
終わりに
受験という試練を通して、親として多くのことを学びました。何より大切なのは、子どもが自分の力で立ち向かえるようにサポートすること。親ができることは限られていますが、温かく見守り、必要な時に支えることが一番だと感じました。そして、息子がこれからどんな道を歩んでも、私たち親はずっと応援し続けるつもりです。