スピリットオブザキャピタル《④大阪disの深層心理》
『実際、苦悩する者は誰でも、その苦しみの原因を本能的に探し求める。さらに詳しく言えば、何か生身を持って活動しているような原因を求めるのでありいっそう正確を期して付け加えると、ある一人の責任者を、つまり彼もまた苦悩することがありうるような悪い人間を求めるのである。…苦しむ者は、どんな口実でもいいからとにかく自分の激情を、実際にそのひとに向かって、あるいはその「人形」に向かって吐き出すことができるような生きた存在を探し求める。なぜならば、激情を吐き出してしまうことは、苦しんでいる