力みの弊害　バッティング編

はじめに

この記事はスイングはどうあるべきか、というよりも力むと悪い影響が出ることを視点にして読んでいただけると嬉しいです。この記事では私のスイング画像が出てきますが、「私のようになるので力まない方が良いと思う」これを伝えたいです。この悪い例を見て、最近私力んでいるかも。力みってやっぱりダメなんだーって思えるかもしれません。

私のスイングの改善し取り組み中のポイントを先に述べます。
「手首を脱力すること」です。
手首の力みを抜いた事で面白い変化がありましたので読んでみて下さい。

※手首を脱力することが誰しもマッチするわけではないので、あくまで私の場合とします。

本題

それでは先ず、皆さんも画像の私のスイングを見てツッコんでみてください。人のスイングの評価をすることは大事だと落合博満氏が仰せでした。
上は振り出す前から力みでガチガチスイング。
下は振り出し時手首脱力スイングです。
バッティングセンターのスイングは先週の様子でやらせなしで自然に力んじゃってます。ちなみに無理矢理バレルゾーンにバットを入れようともしています。バレスゾーンに関してはK氏の記事を読んで見てくださいませ。https://note.com/bull_hawks/n/n2a7ec42b6a4d

いかがでしょう。
私は以下の5つのポイントを自分を評価してみました。

1.ステップ後の身体の割れ（手首ガチガチでスタート）
2.バットの振り出し
3.インパクトゾーン
4.フォロースイング時の手首の返り
5.フィニッシュ

さて、1つ目の力みガチガチスタートがどの様に2〜5にかけて影響するでしょう。

人は力むとどうなるか。。見てみましょう。

1、ステップ後の身体の割れ(手首ガチガチでスタートしています)

左の画像は右の画像に比べて腕が下がっておらず固まった状態。脱力が頭になく、ナチュラルにガチガチに力んでます。
右の画像では手首を脱力しており、ステップした時点で腕が下がり、すぐに振り出せる状態になっております。力むとこれが出来ないみたいです。

2.バットの振り出し

左の画像は右と比べ、バットが出てきていない上に肩の上から振り出しています。ボールを下に叩くか、ボールを上から擦ることになりそうです。振り出しで力むと私はこうなるみたいですね。
右の画像ではバットの先がキャッチャー側にバットの先が向いて上腕の三角筋辺りからバットが出てきていますのでこのまま水平なレベルスイングになりそうです。

3.インパクトゾーン

左の画像は前の画像のバット角度からがっつりダウンスイングで動作しております。また、右と比べ左肩が外に若干開いています。
また、真っ直ぐ立っていたはずなのに急に身体が後ろに反っています。反ること自体は悪いと思っていませんが真っ直ぐから急に後方に反るのは体幹の軸（バットに対する支点が）が後ろにブレていると考えます。
右の画像では左腕の上腕の力こぶ辺りが大胸筋にくっ付いています。肩の開きを抑えているのかもしれません。
力むと肩も開くようです。

4.フォロースイング時の手首の返り

打ち終わった後（手首が返った直後）の状態です。
右の画像ではインパクト後すぐに手首が返っていることに対して左の画像ではフォロースイング後半で手首が返っています。手首が返る位置が全く違いますね。
手首が返る時は遠心力で腕が伸びきりますが、左の画像であのタイミングで腕が伸びているということはアウトコースにバットが届きそうもありません。そりゃ打てないはずです。
身体の中心で手首を返せ、体の中で打て、という理屈を聞いたことがありますが、何となく今になって理解した気がします。
力むと腕が伸びる位置も変化してしまいます。

5.フィニッシュ

左の画像はバットが上にぴょんと上がっております。ダウン→（レベルなし）→アッパーですね。
右の画像はレベルスイングのままフィニッシュを迎えており、バットが身体に巻き付いているように見えます。最後まで並行線を描くように振っておりました。
ボールは点で捉えたいという方の話も聞いたことがありますが、私の場合は平行にバットを振り、前後インパクトゾーンを長く取って捉えてみたい人なので（出来ているかどうかはこれまた別にして、、）右の画像の様に平行に振りたいです。

さて、長々と述べましたが、日に日に力みが増し最終的には左の画像の様なバッセンでの打ち方になっていた、ということです。
皆さま一人一人の考えがあると思いますが、私みたいにならない様に力みにはくれぐれも気をつけて下さいね！