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絵金展に行ってきた!(嘘だ。まだやっていない)

先日、ふと目にしたポスターの『絵金展』が非常に気になっている。このGWに、あべのハルカス美術館で開催される、弘瀬金蔵の展覧会である。
私は、月岡芳年などの無残絵が好きなので、うーん、マンダム、と思わず顎を擦ってしまったものだ。

私は弘瀬金蔵、通称絵金のことは、つい二日前まで脳内に存在しなかった者である。然し、往々にして、運命の恋というのは初対面でもわかるものだ。

さて、無残絵である。残酷無残な絵である。無惨様である。血みどろの浮世絵である。
怖い絵、という本が流行っていたが、無残絵は怖い、というよりも美しいといった方が宜しい。これはとても危険な感覚であるが、まぁ、ツェリードニヒ的な感覚の持ち主ではなくとも、鮮血や人体欠損の美学に愛する人間は多い。
無論、実際にはそんなことは嫌である。然し、そういう残酷な絵、というのは人を惹きつけてやまない。

私も思い出深いトラウマ絵は山とあって、それらでアルバムを編み、枕辺に置いて眠る前に読もうかと思ったことがある。トラウマ克服のためだが、どう考えても厠に行けなくなるため、やめた。

無惨絵とは違うが、伊藤晴雨というSMの責め絵を書くオヤジがいて、そのオヤジの描く絵や写真も、非常に際どくてなかなかに無惨である。
私も欲しい雑誌、風俗草紙なる雑誌でも寄稿していたり、本が発禁になったり、アーティストというのはこういうアナーキーさが必要である。

どういう状況!?てか、サキエルじゃん。


誰かの心に刺さる、という曖昧な助平心ではなく、完全に、あんさん、これがお好きなんでしょう?的な趣味と実益を兼ねた創作こそが本当であって、真の藝術とは意図せぬ瞬間に生まれ落ちる。

に、しても絵金である。この絵金に関しては、チラシを見る限り謎の浮世絵師であり、然し、たしかに毒々しい色使いがたまらなくいいものだ。来歴もなかなかアヴァンギャルドであり、非常に興味を引く。

最近、なかなか美術展にも行けないし、すごく辛いのである。コロナが憎い!いや、コロナはもうあまり関係がない。単純に時間がないのである。いや、金もない。

まぁ、私の駄文では絵金の魅力が全く伝わらないと思うので(そもそもニワカなので、何も識らないのだ)、良記事を転載させて頂く。



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