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2023.3.22 ジャン・ジャック・ルソー 三橋貴明氏

騙されるな!「新」コアコアCPIは輸入食料価格を含んでいる【三橋TV 第680回】 2023.03.22

https://youtu.be/TsJdhvKmI50

2:06~


「社会契約説」「人民主権説」を唱えた「ルソー」とは?


三橋氏

え〜、「経世史論」ですけれども、「皇統論 第50回 平泉の栄華」「歴史時事 第50回 ペルシャ戦争」がリリース になってるんですけども、「特別コンテンツ」といたしまして、「茂木誠」先生と、まあ対談してるんですけども、
「テーマ」何かというと「世界を最も変えてしまった男「ジャン・ジャック・ルソー」の真実」、こちらが今配信になりましたので、これはですね、すごい面白いですよ。

高家氏
ヘぇ〜。

三橋氏
「世界を最も変えてしまった男」って言われると、例えば「イエス・キリスト」とかね、「ブッダ」とか「マホメット」とかその宗教指導者の方が多いでしょうけど、おそらく「影響を与えた人数」で言うと、確実に「ジャン・ジャック・ルソー」です。

高家氏
その「世界の何を変えた」んですか?

三橋氏
「歴史を」変えてしまった。

高家氏
「歴史」を?

三橋氏
モロに影響を受けてます、我々。

高家氏
えっ?今もですか?

三橋氏
今もです。

高家氏
えっ?何?

ルソーの生い立ち


三橋氏

「ジャン・ジャック・ルソー」、
この人って、「ジュネーブ共和国」で生まれた方なんですけど、「不幸」な前半生を送るわけですよね。
「ルソー」が生まれてすぐお母さん亡くなっ ちゃって、お父さんも失踪しちゃって、孤児になってですね、で、「学校」行ったことないです。

高家氏
えっ、そうなんですか?

三橋氏
そうそう。で、ずっとこの母親の面影みたいなものを想い描き続けてですね、
で、基本的には「逃げまわる」って人生になっちゃってですね、

高家氏
「何から逃げる」んですか?

三橋氏
えっと、まず、その、「ある工場」に就職したんですけども、そこの親父さんが暴力振る人だから、で、逃げちゃった。
で、「フランス」に行って、で、そこからも色々逃げ回ることになるんだけど、
それで、その割に、その様々な「論文」とかね「検証論文」とかに応募して、それが当選しちゃうの。

高家氏
ヘぇ〜。

三橋氏
で、要は、「言論人」的な形になっていくんですけど、で、しかもこんなもんじゃないですよね、
多分YouTube、この辺出てんじゃない?か、その部分出てると思うんだけど、

5人の子供を生む


その、例えばホテルの、いわゆる「安宿」ね、「安宿」に住んで、そこの女中さんと恋仲になっちゃって、子供5人生まれてですね、全員孤児院に放り込んでる。

高家氏
え、どうしてですか?

三橋氏
ん? 「育てらんねぇ」と。
そのくせ、「エミール」っていう「教育論」書いてんだよ、「何だこいつは!」みたいな。
どっから突っ込んでいいかわかんなくなっ てくるんだけど、
この人が書いた「人間不平等起源論」さらに「社会契約論」がですね、これが「フランス革命」を引き起こすんです。

さらには、その後の「共産主義革命」にもモロに影響を与えて、かつ「ナチスドイツの暴行」とかにね、全部影響してるの、この「ルソー」が。
この人の考え方って、その、「既存の共同体全否定」なんですね。

ルソー「人民には、社会を良くしたいという一般意思があり、それに全ての人民は従わなければならない」


当時の「フランス」で言うと「フランス王家」ですね、まあ「アンシャン=レジーム」ですけど、そこにとどまらなくて、その、「人民」ってのはその「固有の意思」に加えてこう「社会全体を良くしたいという、一般意志がある」と。
「それに従わなければいけない」と、「従わないものは」ですね、それは「排除しなければいけない」と。

高家氏
ふぅ〜ん。

三橋氏
「その一般意志はどうやって決めるんだ」と、書いてないんです、怖いことに。

「一般意識」って何か?は説明されていない


これが「イギリス」とかだと「結局、多数決しかねえだろう」って話になるんですよね。
そんなこと、一言も言ってないです、ルソーは。

高家氏
何だと思ってたんですか?

三橋氏
書いてないから、わかんない。でもこれって、如何様にも利用できちゃうわけです。

高家氏
はい。

三橋氏
「私が一般意思を体現してる」と、「支配者」が言ったら、それに全員「従わなくちゃいけない」んです。
これ、「全体主義」ですよね?

高家氏
うん、そうですね。

ルソーは「民主主義の神?」 いいえ、「社会主義者」です


三橋氏

でもなぜか「民主制の神」みたいに言われてるの、ルソーって。

高家氏
ふぅ〜ん、なんでなんですか?

三橋氏
その辺の「歪み」ですよね、その辺をですね、「茂木誠」先生と話してるんですよ。
間違いなくね、この人物がいなかったらね、「歴史」変わってた。

高家氏
どんな風に?

三橋氏
わからない。とりあえず「フランス革命」は起きなかったかもしれない。
「フランス革命」だけど「400万人」死んだからね。
その後の「共産革命」であったりあるいは「ナチスの暴行」で「何千万人死んだ」んだというような話なんですよね。

「民主主義」は「多数決」だが、「社会主義」には「手続き論」がないので、如何様にも解釈できる


どうせ我々も、なんかいわゆる「民主制の国家」で生きてますけど、基本的に何か「ルソーが原点」みたいに言われてんだけど、いや、どっちかというと「ベンサム」だと思うんだけど、「多数決」だから。
要はね、「手続き論」言わないんですよ、ルソーって、ずるいから。

高家氏
「手続き論」?

三橋氏
「こういう理想のユートピアがある、それを目指すべきである」、いわゆる「ユートピアニズム」ですね。
「ユートピアニズム」の究極の人なんです、この人。
「じゃあ、どうやってそこに行くの?」と。

高家氏
その「方法」は教えない?

三橋氏
書いてないんです。わかんなかったんじゃないですか?

高家氏
ああ、そうですね。

三橋氏
でも、このルソーとカニですね、いろんな人がですね、本当に夢中になっちゃって、当時の「フランス人」ですね、メインで。

高家氏
どうしてなんですか?

「フランス」はとんでもない「身分制度」だった


三橋氏

つまり今の「既存の秩序」ね、その「フランス王国」って「秩序」が「耐えられない」と、「身分制」だったから。

高家氏
ふぅ〜ん。

三橋氏
「第一身分 聖職者」「第二身分 貴族」で、この人たち「税金納めない」で、「支配者」です。

残り全員、「第三身分」で、「絶対にのし上がれない」という、「固定化」された「閉塞的な社会」だったんで、
これをぶち壊すためには、これは「ルソーだ」と。
代表的な人物が「マクシミリアン・ロベスピエール」っていうの。

高家氏
ああ〜、あれ、前、経世史論でやりましたね。

三橋氏
そう、やりました。
実は「ルソー」に会ってますからね、「マクシミリアン・ロベスピエール」。

今の「国民主権国家」ってのも、これも「嘘」ですよね。

はい、という形で「歴史を変えちゃった人物」なんですけど、なんか「聖人君主」みたいに言われてるのね、違うわ、絶対。
違うわ!
「すごい誤解」というか、何でこんなことになったんだろうね?これ、「日本」だけじゃないんですよ。

高家氏
「世界的」にそうなんですか?

三橋氏
「世界的」に「ルソーは民主主義の代弁者」というか、「始祖」みたいに言われてんだけど、「全然違うじゃねぇか」と。
どっちかって言ったら「全体主義の先駆者」、あるいは「始祖」です、この人。

っていうことでね、はい、そこにそういう「歪み」があるんだ、とかですね、知っとく必要があるのかな、と。

高家氏
面白そうです。

三橋氏
面白そうですよね。

ということでですね、「経世史論」にご入会 いただければですね、こちら「茂木」先生と私が話している「ジャン・ジャック・ルソーの真実」の「前編」ですね、とりあえず「前編」が配信になっておりますので、ぜひご入会いただければと思います。

で、今日はね「インフレ率」の話なんですよ。

続きはYouTubeで確認 🐈

https://youtu.be/TsJdhvKmI50


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