2023.9.20 施光恒氏 グローバリズム 三橋貴明氏 saya氏
意外や意外の初登場 施光恒先生「新しい階級闘争が始まっている」【三橋TV 第758回】 2023.09.20
1:17~
「施 光恒(せ てるひさ)」氏、初登場! 三橋氏のファンだった〜(ΦωΦ)
三橋氏
今日はね、「スペシャルゲスト」です。
saya氏
はい。
三橋氏
「ネトウヨ」。
saya氏
あ、えっ。「ネトウヨ」?
三橋氏
「三橋ファン」、元々。10年以上前から。それで有名。
saya氏
そうだったんですか、そんな印象はないんですけどね。
三橋氏
ということで、それではご紹介いただきましょう。
saya氏
はい、「九州大学教授」の「施光恒(せ てるひさ)」先生です。
三橋氏
はい、ようこそ。
saya氏
ようこそ。
三橋氏
意外にも、意外にも、意外なんですけど、施先生は「三橋TV」初めてなんですよ。
saya氏
あぁ、そうだったんですね、意外です。
施氏
あの、昔からの古くからの「三橋ファン」としましては、「まだ出てなかったか」って感じがしましたけど、
saya氏
そうだったんですね、もうなんか「レギュラーじゃないか」ってくらいもう、よくお顔を見ていたんですけど。
三橋氏
だって「2チャンネル」時代からの私のファンなんですよ、すごいですよ。
施氏
いや、そうなんですよ。サイン会で三橋さんのサインもらって握手、 握手してサインもらったことがありますね。
三橋氏
全然覚えてない、一体、何の本の時だった?
施氏
いやいや、あの、その後「藤井先生の」お宅に「みんなで行った」っていう、あの前ですね。
三橋氏
あぁ、じゃあ「2011年」ですね。
施氏
ああ、そうですね、その時。
saya氏
そんな前なんですね。
三橋氏
すごいですよ、12年前か。
saya氏
どういう部分がファンだったんですか?
施氏
「ネットの書き込みが素晴らしかった」というですね。あとまぁ「新世紀のビッグブラザー」っていうあの本ですね、あれ私あの感動しましたね、あれね。
三橋氏
なんかね、今考えるとね、中二病ですけどね?タイトルからして(笑)
施氏
いえいえいえ。
三橋氏
でも、変えられないんだよ、これが。どうしよう「ブログのタイトル」って感じで(今)やばいでしょ?
saya氏
そうですよね。その通りになってますもんね、世の中ね。
三橋氏
いやいや、「なってほしくなかった」んだよ。
施氏
でも、本当に「リベラルディストピア」みたいな感じになってますよね。
三橋氏
その後あれですよ、「新世紀のビッグブラザー」の続きってことで「顔のない独裁者」っての、書いたんですけど。
だから「NEXT ビッグ ブラザーhas NOFACE」 みたいなですね、完全に「中二病か」みたいな、そういう本ですね。
saya氏
いやあ、リアルに今、そうなってますよね。
三橋氏
だから「グローバリズム」なんですよ、要は。「顔がない」から。「敵」が「いない」んですよ。
まぁ「習近平」とか「プーチン」って「分かりやすいん」だけど、
そうじゃない「グローバリズム」によって「日本国内」、あるいは「アメリカ」とか「欧州」が「階級闘争」になっちゃってて、ということで、
「これ、どうしたもんかな?」ということで、この本ですね。
saya氏
こちらの本、
「新しい階級闘争 大都市エリートから民主主義を守る」マイケル・リンド(著)
三橋氏
はい、「新しい階級闘争 大都市エリートから民主主義を守る」。
施氏
はい。
三橋氏
「大都市エリートから」守るんです。
saya氏
「大都市エリート」?「DS」じゃないんですか?
三橋氏
え? 違う、その話したことないよ。
saya氏
はい。
施氏
その、これまさに、今のそのですね、あの「新世紀のビッグブラザー」ですね、あれと結構関係するところがあるんですね。
三橋氏
しますね。あれ、まぁ、どっちかっていうと「顔のない独裁者」の方ですね、同じですよね。
「グローバリズム」により、「中間」団体がなくなって、「管理国家」になっていく
施氏
やっぱ、この本の一つのポイン トってのはですね、あの「中間団体」と言いますか、
「中間共同体」「中間団体」「労働組合」でも、その「地域のコミュニティ」でもですね、
なんか「そういう団体が、だんだんなくなってくる」と、この「グローバリゼーション」「新自由主義」の中でですね、
そうなると「管理国家になっていく」んですね、必ず。
三橋氏
なるほど。
施氏
「なぜか?」って言ったら、本当はあの「社会」っていうのは、そういう「中間団体」、「人々の」その「自然な結束」みたいなので「秩序」ってできてるわけなんですけれども、
「グローバリゼーション」みたいな感じで、もう「人」も「金」も、全部こう「入って」きて「雑居する」みたいになると、「秩序」って作れないんですね。
saya氏
う〜ん。
施氏
で、そういう「秩序が作れないところ」で、じゃあどうやってやるかって言ったら 、まああの「あからさまな権威主義」ってのは「コストがかかる」んですね。
なので、最近はこう「デジタル権威主義」とかですね、なんかそういうまああの「IT」とかですね、「AI」とかを使った形で、こう「秩序」を「強引に作っていこう」と、「監視社会化する」んですね。
三橋氏
まぁ、要は「1984」ですね、「ジョージ・オーウェル」の。
(『1984年』または『1984』は、1949年に刊行したイギリスの作家ジョージ・オーウェルのディストピアSF小説。)
でも、それって「帝国」って基本そうじゃないですか。
つまりは、「多民族」「多宗教」「多言語」だから、まとまんないから「先制国家になる」っていう、これ必然だと思うんですけど、
それが「現代もそうなりつつある」って事なんですね?
saya氏
「中世に戻ってる」ようなイメージですね。
施氏
まさに、そう思いますね。
「グローバリズム」は「進化」ではなく、中世への「退化」
よくあの「グローバル化」ってのは「進歩だ」って言う人がいますけれども、
要するに「グローバル化」して、段々とこう「人間の小さな共同体」、あと例えば「EU」みたいな「地域共同体」とか、
なんて言いますか、こう「世界的な、世界政府」「グローバルガバナンス」「グローバルマーケット」みたいなものになっていく、これが何か「進歩だ」っていう風に考えてる人多いんですけれども、実はこれ「退化」みたいな感じがするんですね。
三橋氏
少なくとも(中世に)戻ってますよね。
施氏
「中世」の方に「戻ってる」ところがあると思うんですね。
saya氏
へぇ〜。
施氏
これ、やっぱり あのどうしても「管理国家化していく」っていうところも一つですし、あの「庶民」がこう「社会の中心」から、どんどん「排除されていく」んですね。
saya氏
いや、まさに「今、起こってる」ような現象を言っていただいてるんですけど、先生のこの本は「マイケルリンドさん」という方の本の批評本っていうか、
翻訳?
施氏
「翻訳」ですね。
saya氏
「翻訳本」、そこに先生が「批評」を書いてくださってる?
三橋氏
私、これ読んだら「日本のこと」かと思ったんだけど、これ「アメリカ」なんですね、びっくりしましたよ、私。
「グローバル」が進む「日本」、新しい「階級闘争」が生まれる
施氏
いや、そうなんですよ。
これ、あの「アメリカ」を中心に「欧米社会」を念頭において書いてるんですけれども、「日本」の話にぴったり当てはまってるんですね。
三橋氏
ぴったりでした。
施氏
これ、「どういう話か」と言ったら、「グローバル化が進んでいく」と「新しい階級闘争」って呼ばれるようなものが出てきている、と。
saya氏
はい。
施氏
それは何か?って言ったら、「大都市エリート」と、まぁなんというか「庶民」なんですね、あの「地方に暮らしてる庶民」みたいな感じですね。
これは「イギリスの評論家」で「グッドハート」という人がおりますが、グッドハートという人は「グローバル化が進む」とですね、
やっぱり「マイケルリンド」も「グッドハート」から、かなり多く学んでるところがあるんですけれども、
「グローバル化」が進むと、人々は「エニウェア族」と「サムウェア族」に「分断」される
やっぱり、(グローバル化が進むと)あの「人々が」こう「2つ」に、「国民が2つに分断されていく」と。
三橋氏
「Anywhere族」と「Somewhere族」ですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「Anywhere(エニウェア)族」(どこでも族)
「Somewhere(サムウェア)族」(ここだけ族)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
施氏
そうです。
「グローバル化の勝ち組」である「エニウェア(Anywhere)族」と、「グローバル化の負け組」というか、「グローバル化から恩恵を預かれない」こう「サムウェア(Somewhere)族」と言われる族ですね。
続きはYouTubeで確認 (ΦωΦ)
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