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ちょっと日本に帰ってきた話

2024年12月8日から12月10日まで日本に一時帰国していました。

目的は名古屋大学での学生との議論と三鷹の国立天文台でのSKAサイエンスワークショップ2024への参加です。

これまで多くの一般講演にて宇宙最初の星・ファーストスターについて言及してきましたが、実は、ファーストスターの研究をしたことがありませんでした(勉強はしましたが)。しかし、今回、私が学位を取得した名古屋大学の宇宙理論研究室の学生と、ファーストスターの絡んだ研究をすることになり、これまでZOOMで議論していたのですが、この度、時間を見つけて直接議論するために名古屋を訪問したという経緯です。

私の名古屋滞在中は他にも数名、久しぶりに会うゲストの方々がいて、色々話すことができました。また、宇宙論研究室のメンバーと議論することで刺激をもらうことができました。


名古屋大学には素粒子や宇宙を研究する研究所があります。
宇宙理論研究室の入っているES館

また、名古屋滞在中には、私の海外での研究生活についての講演も行いました。

講演の様子
講演の様子2
後ろの画面は私のスライドではない笑

日本に滞在中は紙書籍でしか購入できない本も入手します。


AIや量子情報に最近興味があります。

月曜日から金曜日まで名古屋に滞在し、土曜日は自腹で京都旅行に行きました。お目当ては「福田美術館」と「天龍寺」。福田美術館ではちょうど「伊藤若冲展」が開催されており、またいくつかの日本画を所有しているということで是非、見たいと思っていました。天龍寺は雲龍図が有名ですが、土日しか公開されていないので、タイミングを見計らっての訪問でした。


伊藤若冲といったらやっぱり鶏


伊藤若冲の描く雲龍図。好き。


まるで天に伸びる龍の様な竹図。一気に描かれた勢いがある


こんなかわいい作品も描いていたのか、伊藤若冲。
こっちもかわいい。

今回、新たにお気に入りの画家を見つけました。円山応挙です。2024年は辰年ということで、「龍の描かれた作品を見る」というのをテーマに掲げ、先日京都に来たときも寺を巡って龍の描かれた作品を見て回っていたのですが、こちらもかなり良い。

円山応挙の描く龍図

天龍寺は紅葉がきれいでした。


天龍寺敷地内の紅葉

土曜日に京都を堪能した後は、東京に移動して研究会へ。国際大型電波望遠鏡「SKA」に関する議論を中心とした研究会でした。私は、日本グループの取組みや、来年の国際グループの活動への参加について講演し、ポスター発表では自分の研究のバックグラウンドの基礎の話をしました。大学院生や分野外の研究者に自分の研究分野の基礎を紹介することができて良かったです。


発表の様子


ポスター発表

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