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武甲山の犬神様
武甲山が「犬神様」とよばれていたことを思い出す。
小学生の頃、白いセメントの山肌がいろんなモノにみえて、
猿や骸骨などいろいろな形にみえると楽しんでいた時がある。
その中でよく覚えているのは「犬神様」だった。
今は崩されているのでわからなくなっているが、
武甲山の東側に犬が登っている大きな姿がみえる、と噂になった。
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かろうじてわかるその頃の写真をのせておく。
![](https://assets.st-note.com/img/1719113815968-BroYZtabqI.jpg)
武甲山の犬神様を怒らせたら怪我をするから、
武甲山に登る時、必ず鳥居のところで一礼する、と言われたこともあった。
![](https://assets.st-note.com/img/1719113672357-PyT04gPtgZ.jpg)
「犬戻橋」
現存はしていないのだが、横瀬町に犬戻橋という小さい橋があった。
(横瀬町語歌あたり)
また、秩父市にも犬戻橋があり(秩父市宮ノ側町)
『秩父志』によれば、昔、秩父神社に社地を守る神犬がおり、境内より決して外には出ず、この橋まで来ると戻ったことから犬戻橋になったという。
戻るの忌言から、結婚した新婦は渡らないと記されている。
この橋の下を乳幼児がくぐるとハシカが軽く済むとも言われ、
橋名については、境内の大木の根が橋となり生根橋が
イヌバシに転化したとも言われる。
また神社の戌(西北)の方位にあったので戌橋になったとも言われる。
いろいろな伝説があるが、今も秩父駅前の通りに名残があった。
(犬橋屋という宿もあったそうだ)
![](https://assets.st-note.com/img/1719113878625-ASAcvhNXGX.jpg?width=1200)
以前、秩父神社にパラシュートをつけた白い犬がたくさんおりてきた夢をみていた。
天使のような小さな犬たちは、度々、武甲山に降りきているのかもしれない。
![](https://assets.st-note.com/img/1719113974523-pGNeGadGYJ.jpg?width=1200)