!?ちょっぴりどうでもいい特攻の拓の【謎】2!?
ここではちょっぴりどうでもいい「特攻の拓」の謎を考察します。基本何も解決しませんがご容赦ください。
6.夏生さんと清美の謎~いったいいくつ?定年延長した?~
7.「だべ?」の謎~実際に使われていたのか~
8.都築の謎~突然の覚醒と、思わせぶりなセリフ連発~
9.増天寺ライブの謎~鰐淵と桜宮はまさかの…~
6.夏生さんと清美の謎~いったいいくつ?定年延長した?~
↑兄貴of兄貴
夏生さんは秋生の兄。ただでさえ秋生が兄貴キャラなのに、その兄の夏生はさらに兄貴キャラ。スーパー兄貴である。
夏生は大人過ぎて、たまに現役時代の回想シーンが出てくるのだけど、違和感が凄い。現役時代なのにもう引退しているような貫禄。
ところで彼はいったいいくつなのか。
外伝Early Day’sでは、秋生が中3の時、夏生は暴走族現役バリバリの描写となっている。
よってこのとき高3、18としよう。
しかし夏生の恋人・清美はいくつなのか。
清美は秋生が高1のとき、保健室の先生。保健室の先生事情には全く詳しくないけど、学校の先生と同じだとすると、この時清美は23歳。
外伝時は21~22歳。
夏生さん18(高3?族の頭)と清美22(大学生?)。
なんとも違和感のあるカップルだ。
が、夏生さんも実は20歳越えの可能性もある。
暴走族は18で引退するのが普通だと思っているが、夏生は特例的に「定年延長」していた可能性もある。
※外伝「Early Day's」の最初の方にこのとき18と書いてました。すいません。
7.「だべ?」の謎~実際に使われていたのか~
↑切れたときも「だべ」
90年代のヤンキー漫画には大きな特徴があった。
だいたい関東・東京周辺(東京ではない)が舞台。
最初は校内抗争から始まる。校内を統一したところで他校との抗争開始。
周辺地域を制圧したころ、関西に修学旅行。
関西でバトル。恋も進展w
修学旅行後、展開がダレる。
最後は周辺高(または族)と連合を組み、どこかの連合と対決。
しかし「特攻の拓」は、こういったお約束事からはだいぶ離れていたと思う。独自の美学に徹していた。
とはいえ修学旅行の描写なんかは見たかったw特に龍也と武丸の学年。
そして当時のヤンキー漫画から切っても切り離せないのが、「だべ」表現。
「わかってんべな?オメーよ?」とか。
「特攻の拓」は人一倍この表現が多かった。
僕は90年代終盤に進学で上京し、「だべ」と関東人が話すのを楽しみにしていたが、誰一人そんな言葉は話していなかった…
なぜ関東を舞台としたヤンキー漫画で「だべ?」が使われるのか。
「だべ」はおそらく80年代に使われていたのではないか。作者の「現役時代」は大体80年代だろう。
それで、当時の関東人が「だべ」とわざと崩して話していたのは、おそらく自分たちが都会人だと思っているから、だろう笑。都会人だと思っているからこそ、田舎っぽい言葉をたまに使うことがいい感じの「崩し」になると思っていたはず。
神奈川、埼玉、千葉は確かに日本の平均から見ると都会と言える。しかし実際は、イメージとは裏腹に「田舎っぽい」のも事実だ。都会の定義というのも難しいが、横浜も一部を除いて全然都会じゃない。横浜市民もよくわかっているはずだ。
そんな地域で「だべ」が使われていたのはなかなか興味深い。
8.都築の謎~突然の覚醒と、思わせぶりなセリフ連発~
↑覚醒直後の都築
ロードスペクター・都築は11巻までは名前すらなく、カズとのタイマンで鼻血を出したり、狂音烈士隊・鎖島に脅されたり、1コ下のゆーたに「てめー」よばわりされたりと、かなりひどいものであった。
しかし12巻以降、突如覚醒。組織のNo2として龍也からの信頼も厚い様子がうかがえる。あまりのキャラ変ぶりに別人説も飛び交うほどだ。まあ、各チームNo2を設定しよう、となったときにさすがにデブ崎を選定するわけにはいかないからな。苦肉の策。
しかし都築は覚醒後、妙に思わせぶりなセリフを吐くようになった。これは実にいただけない。以下、都築の思わせぶりなセリフを3つあげてみよう。
・インフィニティボルトの連中連れて来たって構わねーんだぜ?(12巻)
デブ崎の手首を破壊した桜宮に対して。インフィニティボルトってなんだよwその後読んだけど何なのか思い出せんぞ。
・郁ゥ…てめえの情報はつつぬけだぜ!マジでテメーがヤローとしてんのは…(13巻)
わざわざ湘南まで来ておきながら、また桜宮のこと考えていやがる。好きなの?で、彼が何をやろうとしていたのかはいまいちわからない。
・龍也君にはわかってんだよ?天羽がどこに到達しちまったのか…きっと、そこは…”臨界”(15巻)
天羽のライブをみた龍也、何かを感じ愛機ニンジャで爆走、あまりの走りっぷりにデブ崎が心配したところ、このセリフ。臨界はないだろう臨界は!!「わかってんだよ」、と断言しながら「きっと、そこは…」とぼかすのも実に都築らしい。
9.増天寺ライブの謎~鰐淵と桜宮はまさかの…~
↑鰐淵&桜宮
特攻の拓の一大イベント「増天寺ライブ」、素晴らしいライブ描写となっているものの、冷静に考えるととんでもない話だ。
まず、お寺がなぜ不良集団にすべての施設を貸し切りにさせるのか。15巻の描写を見ていると、300人くらいの暴走族が寺に集結しているように見える。タバコの吸い殻だらけになっているはず。さすがに掃除をしそうな雰囲気ではない。
ふつうに考えると不可能なことを、なぜ実現できたのか。
カギは14巻で、鰐淵と桜宮がさっそうと寺から出てくるシーンがある。そこで住職他、寺の関係者がお見送りしているようにも見える。
間違いなく、鰐淵と桜宮は、この寺の関係者だ。なんなら住職と親戚という可能性すらある。
でなければ、住職に見送られながら、さっそうとは出てこないだろう。
そして興味深いのが、鰐淵と桜宮の関係。
鰐淵は外伝Early Day’sで、天羽のギターチューニングに注文を付けるなど、音楽にも造詣が深いことが明らかになっている。ここがまず桜宮との共通点。
そして、もうひとつ、興味深い共通点がある。
鰐淵と桜宮、二人の顔をよく見てほしい。
ふたりとも「タラコ唇」だ!
何が言いたいかわかりますね?兄弟の可能性がある、ということ。
兄弟が、親戚のお寺に「1日貸してよ~」とお願いしに来た。
貸す可能性はあるね、うん。
タラコ唇は武丸も含めて他にけっこういるのは内緒だ。
謎はまだまだ続く!