“東京卍リベンジャーズ”と“特攻の拓”

東リべ、滅茶苦茶面白いっすね~
名前は聞いたことあったけど読んだことなくて、最近何気に見ていた電子書籍サイトで東リベが漫画部門の1位になっていたので、試し読みしてみたらドはまり。

1巻の初っ端、中2の主人公ヤンキー軍団が渋谷の同じ学年のやつらにケンカ売りに行ったら、中3の連中が出てきて、ボコボコにされてしまう。

このシーンが滅茶苦茶怖く、かつ魅力的だった。

この中3のやつらがいかにもいそうで、主人公目線で怖いのなんの。このリアリティ感に一気に引き込まれた。

で、驚きだったのが、この超ヤンキー作風の漫画が2022年の1位になっているということ。

東リべは物語の前提に「タイムリープ」という完全フィクションが入るものの、ストーリーは暴走族の抗争。

言ってしまえば特攻の拓と同じである。

特攻の拓が好きな人は、かなりの確率で東リべ好きなのではないか。

主人公が弱いけど仲間思いで熱く、仲間にものすごい強い奴がいて、たくさんチームが出てきて、人間関係が複雑に入り乱れる部分とか、まったく同じ。

キャラも特攻の拓のように特攻服が基本ファッションである。多少現代風にアレンジされてはいるが。

こういう漫画が2022年に1位になるとは意外だった。キャラが魅力的なら現代でもヤンキーものは受けるんだな。もちろんストーリー展開がダイナミックで、タイムリープでどうなるか予想もつかず飽きさせないというのもあるが。

東リべは何と言っても「マイキー&ドラケン」コンビの魅力がすごい。見た目、強さ、過去のエピソード。全てが魅力的。もちろん特攻の拓の「マー坊&秋生」も同じだった。

特攻の拓もそうだけど、やっぱり凡人主人公の横に「非現実キャラ」を置くのがいいのだろうな。マイキーやマー坊が主人公だと大して面白くないはず。

で読んでいくうちに、随所に特攻の拓のオマージュを感じた。調べてみたら作者がブッコミファンだと公言しているのだね。

いろいろあるけど「狂乱麗舞」の特攻服を着ている奴がいたのは、龍也ファンとして嬉しかったw

正直、非現実的な漫画にも可能な限りのリアリティ部分を求める僕にとって、「タイムリープ」連発がしんどい時もなくはない。タイプリープ1回でいいのでは?とも思う。

とはいえタイムリープでダイナミックに展開が変わるのも魅力の一つだしな…。

あえて両者の違いを言うと、特攻の拓は登場人物がものすごく多く、戦いの背景やキャラの過去がよくわからないこともあった。おそらく色々な設定はされていて、あえてそこは詳細に描かず含みを持たせたのだろう。しかし東リベはキャラの家族まで登場して過去や背景を描写することが多い(またこれが結構えぐいのが多いw)。

で、この記事で何が言いたいかというと、言いたいことは2つ。

①特攻の拓をアニメ化してみてはどうか。東リべが受けて、アニメ化&映画化されている以上、基本同じノリの特攻の拓も受けるはず。

②両作品を一言で表すと、「特攻の拓=ヤンキーオペラ」「東京リベンジャーズ=ヤンキーミステリー」となるだろう。

ヤンキーとミステリーの組み合わせは革新的としかいいようがない。

※追記 最終章はちょっと微妙かなw

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