学習の進捗と読んだ本あれこれ
学芸員課程のために
『新時代の博物館学』芙蓉書房出版
各科目がコンパクトに記述されていてかつ今まで読んだ本とは異なった視点もあって役に立ちそう。
概論と資料保存論を先に読む。
WS日本Ⅲのレポート用に
『鴨長明研究 表現の基層へ』 木下華子 勉誠出版
長明についての研究がみっちり載っています。
『中世文学の達成 和漢混淆文の成立を中心に』 三角洋一 若草書房
ひと口に和漢混淆文といっても様々なパターンがあることを知って困惑。
本学のテキストには鴨長明が『方丈記』で新しい文体を生み出した、と書かれているが、そこへ至るまでには流れがいろいろとあるようでどう書いたらよいものやら悩んでしまう。
『シリーズ〈日本の語彙〉3 中世の語彙 武士と和漢混淆の時代』
安部清哉編 朝倉書店
『方丈記』についての記載はなし。ここからも和漢混淆の代表作ではなさそうな気がしてくる。テキストに書かれている範囲でまとめるしかないのだろうか。
TR哲学への案内 のために
『ヨブ記』旧約聖書
『100分de名著 集中講義 旧約聖書』
カバーに「何もしてくれない神は、なぜ「神」であり続けるのか。」とあったので購入。『ヨブ記』の記載はわずかだけど、旧約聖書の成立と基本的なことを知るのにはよかった。
『ツァラトゥストラ 上・下』ニーチェ 光文社古典新訳文庫
一番読みやすそうだと思ったけど言葉がやさしいだけでは理解できない。
比喩やたとえからその本質をつかむのは骨が折れそう。
『図解で読みとく世界の名著 60 読破できない難解な本がわかる本』
富増章成 ダイヤモンド社
『哲学用語図鑑』 田中正人 プレジデント社 など参照する。
学舎 ヴァーチャル街道歩き のために
『東海道五十三次写真紀行』 清水安雄 産業編集センター
今回の授業では日本橋を出発して品川宿までを実際に歩く様子をみるのだが
この写真集、品川宿から始まってました。
五十三次って長いんだな、とあらためて思う。
学舎 地域の調べ方 函館篇 のために
『見えがくれする都市』 槇文彦 他 鹿島出版会
江戸の町がどうやってできてきてその形が現代の東京にどのように潜在しているのか。かなり本格的なのでまだ数ページしか読めてません。
ヴァーチャル街道の授業にも通じるところがあります。
暗渠散歩などするときにもこういうことを知っていると
もっと楽しいかもしれない。
息抜きのために
『アロハで猟師、はじめました』近藤康太郎 河出書房新社
このころの文章は漢字が多くて理が先に立っている気がする。
面白いことは間違いない。
猟友会でも土地によって雰囲気が違うのかもしれない。
『山賊ダイアリー』は自分の地元に帰って猟をするけれど
近藤氏は縁もゆかりもない土地にいきなりはいっていくわけだから
そういう温度差もあるのかもしれない。
『ネット怪談の民俗学』広田龍平(ひろはまだれに黄)ハヤカワ新書
きさらぎ駅ですら映画になって初めて知ったくらいだから
この手の話題には疎い。例に挙がっている他の話もよくしらないものの方が多い。新しい怪異の生まれ方が興味深い、そしてコワイ。
先日ナイトミュージアムに行ってエレベーターを使ったとき、たまたまひとりきりだったので降りるまでめっちゃ怖かった。
『超合理的! ミステリーの書き方』中山七里 幻冬舎新書
ムダがない。インプットの量が半端ない。
もう、書くよりない。うちもがんばる。
続きはまた後日。