居合道と居合術の違い
Ⅰ抜刀の違い
居合道は200m走
居合術は100m走
Ⅱ動きの違い
居合道は動きが一致していないから見える動き
居合術は動きが一致しているから消える動き
Ⅲ鞘引きの違い
居合道の鞘引きは一方通行
居合術の鞘引きは自然落下
Ⅳ手の内の違い
居合道の手の内は固定
居合術の手の内は流動
Ⅰ抜刀の違いについて
居合道は200m走
居合道の抜刀の際の刀の通り道はJ字型つまり200m走を走る時のトラックの形になる。
居合術は100m走
居合術の抜刀の際の刀の通り道はI字型つまり100m走を走る時のトラックの形になる。
同じ人間が200m走と100m走を走った場合どちらの方が速いか
答えは100m走であり、これは物理的に覆えらないものである。
Ⅱ動きの違い
居合道は動きが「見てとれる」
居合道の動きは手・腕・足・胴体・その他全ての動きが別々に動くので「何をしたのか」「どう動いたのか」が見てとれる。
居合術は動きが「消える」
居合術の動きは「一致している」ので動きが「消える」これは人間の脳が多くの動きを同時に認識できないから起こる「現象」である。
Ⅲ鞘引きの違い
居合道の鞘引きは「自分の意思」で行っている
居合道の鞘引きは「鞘を引いている」から鞘を引いたという動作が「見て取れる」
居合術の鞘引きは「自分の意思ではない」
居合術の鞘引きは「鞘が勝手に落ちる」ので鞘を引いたという動作が「そもそも無い」ので動作が「消える」
Ⅳ手の内の違い
居合道の手の内は「固定」だから動きに「キレ」が目立つ
居合道の動きは「キレ」が目立つため「動作の継ぎ目が見える」
居合術の手の内は「流動」なので動きは「消える」
居合術の動きは「キレ」があっても「動作の継ぎ目は消える」
おわりに
今回はあくまで初歩的な説明にしぎないので「技術的」な事はまた別の機会になると思います。
今の「現段階」での考えにすぎないので「考え方が変わる」事はこの先あると思いますが、それは「稽古が先に進んだ」ものとしてご理解のほどよろしくお願いします。