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「 build service 」は、DXの悩みを"本質的"に解決するサービスです [後編]

こんにちは。CTC Buildサービス推進チームの門屋町(@krosama3)です。先日公開した前編では、build serviceの概要をご紹介させていただきました。

今回は後編として、より具体的なサービス内容を、先日発表させていただいたプレスリリースの内容を交えてお届けしたいと思います。

build serviceのアプローチ

私たちはSlalom社が策定した手法をベースとし、クライアントと共に考える段階から伴走し、実現性の高いプロダクト開発を実現いたします。この手法は、アジャイル、DevOps、エクスペリエンスデザインなどを取り込んだ包括的なプロダクトエンジニアリング手法です。

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Engage:Buildサービスの進め方を理解してもらい、クライアントのニーズとのすり合わせを行います。

Discover:ユーザーに提供する価値やプロダクトコンセプトを具現化し、迅速に市場に投入するためのMVP(Minimul Viable Product)を定義します。手に触ることができるプロトタイピングを使い、より精度の高い検証を実施します。プロダクトの表層部分(インターフェース)のデザインだけでなく、技術的な裏付けを得るためのアーキテクチャやプロダクトの開発計画(初期バックログ)を定義し、Deliverフェーズ以降の計画を明確にします。

Deliver
:Discoverフェーズで定義したMVP、計画をベースにスプリントに対する理解を深め、継続的に品質を向上できるプロセスを構築します。エンジニアはソースを書き始め、開発に必要なツールセットと共に、ソリューションオーナーやクオリティエンジニアと共にプロダクト開発に取り掛かります。チーム、メンバー間でプロダクト、ソフトウェアに対する共通の期待値を確立し、スプリントを実行します。

Transition:クライアント自身でプロダクト開発サイクルを自走できる仕組みやチーム作りを支援します。

Slaom社について
2001年創業の米国シアトルを拠点とする、クラウド、データ/AI、カスタマーエクスペリエンスなど、モダンテクノロジーを活用したビジネストランスフォーメーションにフォーカスしたモダンコンサルティングファームです。大手テクノロジー企業をはじめ、米国を中心とする大手企業をサポートしています。
私たちは、Slalom社での武者修行により体得した、モダンテクノロジーを活用したビジネストランスフォーメーションを強力に支援するノウハウを展開することといたしました。Slalom社には引き続きbuild serviceの立ち上げをサポートいただき、日本のお客様のトランスフォーメーションを共に進めていただきます。
[参考]
https://www.slalom.com/
https://www.slalombuild.com/

どんなチーム体制(役割)か

前編でも少しご紹介いたしましたが、build serviceがフォーカスしているポイントは、クライアントとひとつのチームを作り、ビジネス、プロダクトの大幅な変革をアジャイルに共創し、クライアントが変化に対応する力を身につけていくということです。

理想的には、下記の図のように、クライアントチームとBuildサービス推進チームの各ロールが共創し、クライアントが新たなスキルやマインドセットを獲得することを目指していますが、現実的にはリソースの問題もあり、全てのロールをクライアントチームでアサインしていただくことは難しいケースもあります。

ただしProduct Owner だけは、必ず任命頂いています。なぜなら、Product Ownerがプロダクトを推進する要だからです。プロダクトに完成はなく、ユーザに応じてプロダクトも変化します。その中で、私たちと一緒にビジョンを描き具体化し、意思決定をしていくプロセスを実践すれば、私たちの手を離れても、経験を元にプロダクト開発の進め方に自信を持ち、継続的な変化を推進し続けることができます。Product Owner としての経験や知見がなくても、Buildサービス推進チームに所属するソリューションオーナーやエクスペリエンスデザイナー、ソリューションアーキテクトが伴走型で支援させていただくので心配は入りません。

ここからは各ロールの詳細と、スキルをご紹介いたします。

チーム構成

build serviceは、クライアントがスキルやマインドセットを身につけられるよう、ロールごとに支援します。そのため、一人が複数ロールを担当するのではなく、それぞれの分野で専門性を高めたスペシャリストによる分業制を採⽤しています。

Solution owner
スクラムのエキスパートであり、顧客とチームの間の連絡役として機能します。戦略的ニーズと実装と運⽤ニーズの両⽅を満たす効果的でタイムリーなソリューション推進の実現をします。

Solution Architect
ソリューションの技術的⽅向性を定義いたします。アジャイルとウォーターフォールの両⽅のプロジェクト管理⽅法論の経験を持ち、技術的要件とインターフェース要件を満たす役割を担います。新しい技術を素早く習得し、得られた知識をビジネス上の問題に適⽤させます。

Experience Designer
クライアントや社内チームと協力して、さまざまなデジタル体験やアプリケーションの全体的なユーザーエクスペリエンスをデザインし、インタラクション、情報アーキテクチャ、ビジュアルデザインなどの課題を解決します。

Software Engineer
サーバーレス環境下でのサービス開発経験があり、様々なツールに堪能で、フロントエンドからバックエンドまで定義された要件をソフトウェアとして実現する責任を担います。

Quality Engineer
品質⼯学の実践に責任を持ち、テスト戦略から実装までを⾰新的なテスト技術とツールを導⼊することでプロダクトの品質を保証します。テスト自動化を推進する役目も担います。

 Cloud Dev Sec Ops Engineer
エンジニアリング、QA(品質管理)、リリース、開発を統合し、バージョン管理と自動化されたデリバリーを使用して、プロダクト・ライフサイクル全体を最適化します。さらに自動化されたセキュリティチェックポイントを組み込むことにより、通常の DevOps を一歩前進させる役目を担います。

このようなスペシャリストがお客様とひとつのチームをつくり、 ビジネス、プロダクトの実現にコミットいたします。一緒に未来を作るパートナーになり、最終的には「お客様自身が新たなスキルやマインド セットを獲得し、変化に対応できる力を身に着けてもらうこと」を、この活動のゴールとしています。

最後までお読みいただきありがとうございました。DXに関するお悩みがございましたら、Buildサービス推進チームにお気軽にご相談ください!

※現在、Buildサービス推進チームでは、下記ポジションを募集中です。ご興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。
・ソフトウェア開発エンジニア
・ソリューションオーナー
・アーキテクト
・クオリティエンジニア