テレワークが捗る!「オンライン仕事部屋」のすすめ
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 Buildサービス推進チーム ソフトウェアエンジニアの 板倉 です。今年(2021年)の1月に入社しました。
このご時世ですので、選考から実際の業務に至るまでほぼ全てリモートで行われ、つい最近までほとんどのチームメンバーに実際に会ったことがありませんでした。それでもチームで実施している「オンライン仕事部屋」という仕組みによって仕事中に孤独感を感じることがありません。今回はこの仕組を紹介します。
オンライン仕事部屋とは
私達が「オンライン仕事部屋」と呼んでいるものは、業務中は常に開かれているZoomのチャンネル(最近はSlackのハドルミーティング)のことで、ロールに関わらずチームメンバーがいつでも出入りすることができます。参加は任意なので作業に集中したいときや話をしたくない人は参加しなくてもいいというものです。
話す内容は自由で、話さないでただそこにいるだけというのも自由です。よく参加する人は業務中にとりあえずオンライン仕事部屋に入って、ミュートしたままにしています。何か用事があったらそこにいる人に話しかけたり、用事がなくても雑談したりしています。実際のオフィスで近くの席の人と話すような感覚です。
オンライン仕事部屋の良かったこと
中途入社でほとんどのチームメンバーに会ったことがなかったときは特にオンライン仕事部屋がありがたかったです。
孤独感を感じない
以前勤めていた職場でもリモートワークをしていましたが、そのときはSlackと時々あるミーティングの時間くらいしかコミュニケーションを取る機会がなかったので、それ以外の時間は孤独でした。また、リモートワークの人とオフィスに出社する人がいてハイブリッドなリモートワークだったので、オフィス内で完結してしまうこともありました。ところが、オンライン仕事部屋でとりあえずつながっているというだけで孤独感を感じません。
仕事とプライベートのメリハリが付く
仕事の空間とプライベートの空間が同じだと、どうしても誘惑が多くなってしまいますが、つながっているというだけで仕事モードになります。
すぐに相談できる
わざわざSlackで誰かにメンションつけるまでもないようなちょっとした質問は、オフラインでは近くの人にサッと聞くことができました。オンラインでは、オンライン仕事部屋で聞くと誰かが答えてくれます。
話しかけて良いオーラを出せる
リモートだと会議中なのか作業中なのか基本何しているかわからないですが、オンライン仕事部屋にいるというのがわかれば話しかけやすい雰囲気を作れます。
雑談で仲良くなれる
入社直後は特に誰がどんな人かというのはわからなかったですが、何気ない会話もオンライン仕事部屋で行われていたのでチームメンバーのキャラクターがわかってきて、このチームのために貢献したいと思えるようになりました。
ポッドキャスト感覚で他の人の話を聞ける
何人かの人がオンライン仕事部屋にいるので、自分に関係ない話もたくさんあります。「こういうときはこの人に根回しすればいい」とか「10年後の技術はどうなっている」とか、面白い話が出ることもあります。逆に無音で集中したいや、音楽を聞きながら作業したいときはオンライン仕事部屋を退出しても問題ありません。
会社で何が起きているかわかる
オフラインの場合はオフィスで近くの席の人が話しているのを横で聞いて何となく自分が関わっていない仕事のことや会社の状況を知ることができました。(もちろん聞こえても大丈夫な範囲の話です。)それと同じようなことがオンライン仕事部屋でもあります。別プロジェクトの話や「この取引先との契約は今こうなっている」というような話が何となく入ってくるので会社に対しての疑問も少なくなります。
チャンスが回ってくるかも
仕事をお願いするときに同じロールの中で誰でもいいという仕事なら近くにいる人にお願いするということがあると思います。もしかしたらそれは楽しい仕事かもしれません。(嫌な仕事かもしれません。)すぐに話しかけられる場所にいるということは、チャンスが回ってくる機会が増えることだと言えそうです。
オフラインよりも優れていると思うこと
不便なこともあるリモートワークですが、逆にオフラインよりもオンライン仕事部屋のほうが良いと感じることもあります。
距離がフラット
通常のオフィスでは席が近い人と遠い人がいますが、オンラインだと全員フラットなので物理的な距離が気になりません。距離が遠くて話しにくいということもありません。
声の大きさが関係ない
オフラインで人数の多いミーティングでは、声のボリュームが大きい人の発言が多くなってしまうこともあるでしょうが、オンラインではそれがありません。
話しかけるときに変に気を使わない
オフィスだとキーボードカタカタやってたり画面を真剣に覗いていると気を使って話しかけにくいですが、オンラインだったらある意味で無神経に話しかけられます。話しかけられたくないときはオンライン仕事部屋にいないので。
喫煙室のようにたばこ吸わなくていい
喫煙者は喫煙室で仲良くなったり、そこで物事が進んだりということもあるらしいですが、私のような非喫煙者は置いてけぼりです。でもオンラインでは喫煙者も非喫煙者も同じ条件下で会話できます。
私達のチームのリモートワーク環境
他の大手企業やベンチャー企業と比較しても、私達のチームはとても上手にリモートワークを行っている方だと思います。
それは、会社としてリモートワークに素早く舵を切れたこと、慣習にとらわれずに新しい取り組みを積極的に挑戦できるチームであったこと、そして優秀なメンバーがいたからこそです。また、クラウドネイティブでアジャイル開発を行っていて、それがリモートワークと相性が良かったということもあります。
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