ハッカソンに参加してきました
こんにちは、buildサービス部の鈴木です。
8月もいよいよ後半になりましたが皆さんは夏を楽しんでますか?
自分はコロナ禍も終わりようやくいつも通りを取り戻したフジロックやサマソニといった夏フェスを楽しんでいます、ただ今年の夏の暑さは本当に猛烈ですね!皆さん水分補給や冷房等こまめに暑さ対策をしてください。
さて、今回はちょっと時は遡って4月末の桜舞い散る時期の話になるのですがもいせんさんが主宰するハッカソンに参加してきたので、今回はその体験記を書かせていただきたいと思います。
もいせんハッカソンとは?
まず、「もいせん」というのは医療者向けプロトタイピングスクール「ものづくり医療センター」(略: もいせん)のことです。
もいせんさんは、既存のエンジニアへの転職を目指すいわゆるプログラミングスクールとは異なり、医療に従事している受講生たちが、課題を認識しテクノロジーで解決できるか『判断する力』と、課題解決手段を自分で『実装する力』を身につけるスクールです。
普段はそういったプログラミングスクールの活動を行っているのですが、今回はその受講生も含めて外部向けにもオープンな形で開催されました。
テーマは、医療の課題をテクノロジーで解決しようで自身の病院や活動、又は受診体験において課題に感じていることをテクノロジーを使って解決することによって、実際に活用できる世界を目指してみませんかというものでした。
医療ハッカソンだけあって会場も実際の病院である足立慶友整形外科の病院フロアにて実施されました。
また、ハッカソンの審査にあたり審査員も招聘されており、医療業界方面とIT業界方面、双方の業界からの視点をカバーしたバランスのよい審査陣が審査を担当しました。
なんでハッカソンに参加しようと思ったのか?
ありきたりな理由ですが、自分のエンジニア能力の向上というのがメインの目的で、それに加えて他のエンジニアの方と交流したり医療業界という自分にとっては馴染みのない業界の人とも交流したいと思ったのが参加理由です。
ハッカソンを選ぶにあたり、時間が短すぎるとほぼなにも作成できないので最低でも2日間以上開催のハッカソンを探しており、今回このもいせんハッカソンに参加させていただきました。
ハッカソンの流れ
チーム決め
まずはハッカソンを行うにあたりチーム決め。チームは各人が今回のハッカソンでの開発したいテーマを挙げた後、各々がこれいいなと思ったテーマを挙げた人に協力するというような形式でした。
今回ハッカソンするにあたり個人のみのチームというのもありだったのですが、今回の自分のハッカソンの目的としてチームとして活動することによりエンジニアとしてのスキルを向上させるというものがあったのでどこかのチームに参加するというのが絶対方針でした。あとは、その上で面白そうなテーマがないか探したのですが、色々テーマを見ていると元看護師さんの勤怠管理システムを作りたいというテーマがあり、これが
実際に医療現場で働いていた看護師さんが提案したテーマ
看護師の勤怠管理を作りたいというのに業界の特殊性を感じた
という点で非常に興味をひいたので、この看護師さんのチームにエンジニアとして加えさせてもらいました。
チームメンバーとしては、医者やエンジニア、はたまた事業部長とさまざまなバックグラウンドを持つ人々が集まりました。
いざ開発
さて、チームも集まったし早速開発!!というわけですが、その前に当然どんなプロダクトを作るかをまずは議論。シフト管理アプリを作りたいといっても、なんでそれを作りたいのか?いまあるシフト管理アプリではなぜダメなのか?ユーザーのペインポイントはどこ?といったことを数時間くらい議論し、チームメンバー全員が納得するプロダクトの要件を決めました。
そのあとは、各メンバーがそれぞれ担当を割り振られ作業。初日も閉場ギリギリまで作業し、2日目の昼まで作業しなんとか完成しました。
シフト聞いちゃうちゃん
今回作った制作物はシフト聞いちゃうちゃんというアプリです。
看護師のシフト管理サービスで、「上司に勤務変更の希望を伝えにくい。」「何十人もの交代制シフトを一人で作るの大変。」「看護師シフトという特殊なルールがあるシフトを作成するのが大変」「シフトの変更をするのが大変」…といったスタッフ、マネージャーの悩みを解決できるよう作られました。
まず、シフトの作成ですが数理最適化手法を用いることによりシフトルールやシフトの要望を考慮したシフトを自動的に作成してくれ、またそこからのシフト変更も柔軟に行えるようになっています。
また、看護師側もスマホから自分のスケジュールが確認でき、急用等でシフトを変えたい時に、面倒な調整をせずLINEに投げればどうにか勤務変更してくれる!といったシステムになっています。
このように、AIを使って看護師のシフト調整を自動化し、負担軽減を図っており、効率的なスケジュール作成とマネージャーおよびスタッフ満足度向上が期待されています。
自分は、本アプリにおいては下のスケジュールを作成しました。(Reactで作成)
結果は、、?
なんと、見事、オーディエンス賞および最優秀賞をとらせていただきました。他のチームの作品も素晴らしかったので、その中で最も評価してもらえたのは嬉しかったです。
感想
そもそも休日を返上してハッカソンに参加している人たちなので、全体的にやる気のある人が多くてよかった。
実際にその課題を感じている人からお話を聞けたので、色々とワイワイガヤガヤと議論ができ、自分の作っているプロダクトがユーザーの役に立っている実感が湧いてよかった。
他の優秀なエンジニアの方だけでなく医療業界という馴染みのない業界について色々と現場の人と話せてよかった。
今回のハッカソンが大満足だったので、今後もチャンスがあればまたハッカソンに参加したいですね!!