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Tokyo safari デザインリサーチ(フィールドワーク)のススメ
リサーチ活動、してますか?
みなさんこんにちは。Creative Directorのakiyoです。今日のテーマはデザイン活動のマストな活動、リサーチついてです。なにか新しいことをするときには、みなさん何かしらのリサーチをしていると思います。たとえそれが無意識であっても、ちょっと人にきいてみるとか、ちょっとWEBサイトにいってみるとか日常的になにか調べること自体はやっている行動ではないでしょうか。そしてその調べ方についても、これは人にきこう、これはWEBサイトで検索しよう、SNSで意見を集めようなど、いろいろな種類のリサーチ活動を使い分けていることとおもいます。行動を起こす前や次の行動に移すときのなくてはならない活動、それがリサーチです。今回はそんな日々何気なくやっているリサーチを、「デザイン活動として意図してやる」を考えてみたいと思います。
デザインリサーチってなんのため?
デザインをする際のリサーチ活動のことを、デザインリサーチと呼んでいます。リサーチ活動自体は、必要な情報を得るためにおこなうのは間違いないですが、デザインするためのリサーチなので、デザインするために必要な情報とは何か?ということを設計することがマストになってきます。そして、デザインするために必要な情報とは、つまりデザインするためのインプットです。なので、ここが充実していないとアイデアが出ない、新しいものがつくれないということに直結する、大切な活動です。何かをやるために計画8割実行2割みたいなことを言うことがあるとおもいますが、デザインするときのこの8割の半分はデザインリサーチにあるんじゃないかなと思うくらいに重要な活動かなと思います。
私の場合、おおきくは3つのリサーチ手法を組み合わせて、このデザインリサーチ活動でデザインする素材集めをすることが多いです。その3つとは、すぐできるデスクトップリサーチと、フィールドワーク、インタビューの3つです。デスクトップリサーチは、いまはもはやスマホがあればスグできるのでやらない人はいないですよね。デザインのためにするデスクトップリサーチなので、テーマを決めてなにかデータをとりにいくというよりも、どんなテーマが今あるのか、世の中どんな動きがあるのかなど、おおまかな傾向をつかむことが多いリサーチ手法です。あと、最近は市民権を得てきインタビュー。ユーザーに直接お話をきく時間はなるべく作るようにしています。業務だとどうしても聞くのがむずかしいということもあるのですが、使う人がいるからこそのデザインなのであの手この手で聞いて回っているというのが実態でしょうか。アンケートのような定量データと組み合わせて、大事な定性データとしてまとめています。
そして、今日のおすすめがフィールドワークです。デザインする対象によって、そのフィールドにいける・いけないはインタビューよりもハードルが高いこともありますが、何等かの形でフィールドワークは取り入れるようにしています。なぜなら一次情報だから。記事を読んだり、人に話を聞くということでは得られない、自分自身が五感をつかって気づきを得られるのがフィールドワークのよいところなので、実際の現場に行ければ行きますし、いけないとしても、似たような現場だったり、デザインする際に参考になりそうな周辺の現場には足をはこびます。たとえそれが普段の電車の中だったとしても、デザインリサーチをするという視点で体験すると全然違ったものが見えてきます。人って本当に無意識にいろいろやってるんだなぁと気づく瞬間でもあります。いかにぼーっと電車にのっていることか笑 自分でもびっくりします。フィールドワークは、デザインリサーチの「デザインするために意図してやる」をリアルに実感させてくれるものなので是非そんな視点でためしてみてほしいです。
Tokyo safari フィールドワークのススメ
最後にひとつ。Tokyo safariをおすすめしたいとおもいます。業務に直接かかわりそうでも、そうでなくても日々のデザインの筋トレだとおもって、たまにやってみてはいかがでしょうか。なにをするかというと、東京の街をフィールドワークするだけ、です。簡単ですよね?でもそこにどんな人がいて、どんなお店があって、何が起こっているのかを俯瞰的に時にはミクロに探索することってほとんどないのではないでしょうか? 今日は店舗に注目する、歩いている人に注目するなど少しテーマを絞ってフィールドワークするのも面白いです。あれ、こんな街だったっけ?と普段自分がもっている街のイメージに変化が生まれること間違いなし。長い期間つづけると時代の流れをキャッチできるのも醍醐味だったりします。なによりもおもいだったらスグできるので、今度の週末、Tokyo safariいかがでしょうか。年末の豊洲のTokyo safariが印象にのこっているAkiyoでした。