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休むって、難しいんですねぇ…というハナシ

こんにちは。就労継続支援ビルドの秋田です。
ビルドは札幌市でデザイン・イラストをメインにしている就労継続支援B型事業所です。
利用されている方の大半が精神疾患や発達障害により困りごとを抱えています。

そんなビルドの利用者さんたち、特に利用開始から間もない時期には重点的に、なんなら支援目標に入れちゃう課題があります。
それは

休憩

です。

だいたいの皆さん、頑張り屋さんなので倒れるまで(疲れすぎて起き上がれないとか、体のどこかに支障が出るとか、メンタル崩壊するとか……)動いてしまうのです。

元気に動けるうちは「動く!」
動けなくなったら「休む」←実はこれ、厳密な意味では休みではない…。
というのが当たり前になってしまっていて
ちょっと一息、という時間がおろそかになりやすいんですよね。

障害特性でもある「過集中」とか、「衝動性」→やらなきゃいけないことよりやりたいことが優先されやすくなる。もともと真面目な性格の人が多いとか色々あるとは思いますが......。

なので、ビルドではタイマー設定をするなどしてご本人に合った休憩方法を探るところから支援をスタートさせます。
ちなみにビルドは午前2時間・午後2時間の作業の間に決まった休憩時間は設けていません。一応は一般就労を目指す場でもあるので、自分で休憩を取れるようになってほしいからです。

はじめは、スタッフが様子を見て声かけをしたり、タイマー設定をしたりしてサポートします。そのうち、自分なりにめどを立てられるようになる方も多いです。


あまり知られていないことかもしれませんが……

疲れを感じる前に休むことが必要です。

あ~疲れた~!ってなってから手を止めると、回復までに数倍時間がかかります。
そもそも疲れを自覚する前の時間帯、実は効率落ちてます。
ポモドーロテクニックでいえば25分集中して10分休憩するのが一番効率的というやつです。
ちなみに大人の集中力がもつ限界は約50分くらいらしいですが、その中でも15分くらいの周期でピークが訪れているらしいです。

ダラダラ長くやるより、メリハリつけたほうがいいんですよね。
なお、このnoteもけっこうダラダラ、書いては他のことをやり…というペースで書いています。

…ということを考えたのは、岸田奈美さんの「ちょっと休みます!」宣言を読んだから。

岸田さんは、ご自身のアレコレを、ほとんど逐一言語化して世界に発信しているし、コルクの佐渡島さんという強力なメンターがついているので
変化に対してきちんと指摘してくれる環境が整っていますよね。

「それね、危険よ」って、たくさんの人から心配されて、"元気に休む"決心がついたとのこと。↑投稿の無料部分で大半読めるので、よければそちらで……。

この岸田さんパターンの人、けっこう多いんじゃないかなあと思います。

元気に休む。

いいですよね。
倒れてから休むより全然いい。
休み=リフレッシュですからね。
回復にあてるのはもったいないことです。

これを読んでいる休むの下手民の皆さんも、岸田さんほど逐一でなくていいので身近な人や支援者に自身の状態を伝えてみてください。客観的な視点で「もっと早く休むと良いよ」「いま、飛ばし過ぎているよ」と助言をもらえるかもしれません。

すくなくともビルドでは、定期面談や日々のお話のなかで状況確認して、休憩しどころ、力の抜きどころの助言を行っています。
そのうち、自分で感覚つかめていくはず、です。


今日のnoteヘッダーは、コヨリさん(仮名)に描いていただきました!
戦いに出る勇者も、宿屋で一休みするはず。
HPが可視化できれば、もうちょっと休みやすくなるんでしょうね。

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就労継続支援ビルド
いただいたサポートは利用者さんの工賃に!素敵なヘッダーイラストを描いてくださった皆さんに還元しますね。