💭制作室のつぶやき（番外編）　映画「グランメゾン・パリ」を、観てきたよ～って話

ゲーム制作以外の話ってほとんどしないんですが、感情が高ぶってるので書きなぐりたいと思います📝

とにかく倫子さんがかっこいい

ひとまず私の感想は、結論としては「めっちゃ良かった」ですね。
これから観ようかな、という方は是非スペシャルドラマからご覧くださいませ。TVerでまだ観れます（2024/12/31時点）。

かなり要素が多くなってごちゃごちゃしそうでしたが、スペシャルドラマがあったから映画はシンプルで見やすかったように感じました。

ぶひ山は「大人の青春」が大好物でして、大人ががんばった末にたまらず流す涙がぶっ刺さるんですよね・・・。

グランメゾンはドラマの時から、作中で「おじさんおばさんが夢を叶えるためにがんばる」的なことを言っていましたが、まさに「一皿や一組のお客様のため」に、ホールやシェフやパティシエが全力を尽くして、さらにミシュラン三ツ星獲得を目指してがんばる・・・というお話ですね。

仲間を一人ずつチームに入れていって、強敵と戦うところがもうRPGです（ゲーム脳）。料理してる時のギターの曲は戦闘曲と思ってます、私。

あとはとにかく倫子さんがかっこいい。

（ネタバレを含む映画の感想は下部に記載します）

ぶひ山の制作に通ずるところ

ぶひ山も熱い展開を書きたがりなので、恋愛シミュレーションだけどやたら熱いセリフが飛び交っていたと思います（恋愛の熱いじゃなくて、仕事とか男の友情の熱さ・・・笑）
●瀬くん「…お前もそういう熱いこと言えんじゃん😉」

フランス料理は勉強不足であまり詳しくないのですが、ミシュランの星まで獲得しているお店はソースや味付けのみならず、食材の鮮度・料理を持っていく時間・皿の温度、全てを「デザイン」している・・・すべてが芸術なんだなと。
そう思うと、今度から料理の説明をもっとしっかり聴こうと思いますね（反省）。

ぶひ山も、細部まで隅々すべてこだわれているわけではないですが、ウェイトや、キャラクターの表情・台詞ひとつひとつ丁寧に魂を吹き込んでいると思うので、是非「生きているキャラクター」を味わっていただければと思います😊

あと、作中で「（料理人を）楽しいからやってる」という表現がありましたが、ジャンルやレベルが全然違うけど、ぶひ山もまったくその通りだな～・・・と個人的に響きまくりました。

ほんとにたまに「何でこんなにがんばってるんだろ？何のため？」って迷子になりますが、つまるところ楽しいんですよね。
全然うまくいかなかった挙動が思い通りにいった瞬間とか、ふといいシナリオ展開を思いついた時とか。
作り始めたら「なんか思ってたのと違う」ってなる時があるけど、「思ってたより素晴らしい・・・！」ってなったり。

お客様のことを第一に考えてっていう料理とは少し違うかもしれませんが、どうやったら美味しくなるのか、どうやったら面白くなるのか、常に考えて考え抜いて表現するっていうのは似たものを感じました。

【注意！】ここからはネタバレを含む感想になるので、これから観る予定の方は下にスクロールしないようお気をつけください！

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スペシャルドラマ「グランメゾン東京」（ネタバレ有！）

まずスペシャルドラマですね。倫子さんが京都のレストランで料理を口にする度に挙動不審で、なんだろう？って思ったら、「尾花夏樹だ・・・！」って言った瞬間、熱すぎて一気に引き込まれましたね。
そして尾花夏樹が「グランメゾン東京をつぶしに日本に帰ってきた」と。
いやいや、おいおい、ダークヒーローじゃないか笑。

スペシャルドラマは若い子たちがメインの話で、こっちで平古さんとか松井さんの話が語られてよかったな～～と、映画を観て思いました。映画にこの人たちの話を入れると多分ごっちゃごちゃになる。
平古さんがパパになるっていうのがなんか感動しました笑。

映画「グランメゾン・パリ」（ネタバレ有！）

そしてグランメゾン・パリ。
流れはドラマと同じ形で、すごく新鮮とかではないですが、安心して観られました。
「尾花、意固地になる → 尾花、柔軟になる」（簡潔に書きすぎてごめんなさい笑）。
おこがましいですが私ももし自分が書くなら、そうなるかな～と思った次第。

そして私、なんと序盤で泣く。
倫子さんが店を辞めるってなった際に、鍵を静かに置いて出て行くんですが、この時点でうるっときたら・・・やっぱり倫子さんも泣いてて、うぉぉぉぉぉん😭となりました。

予告編で、「なんで映画って絶対爆発するん？」って思いましたが、大丈夫な爆発でした（どういうこと）。…いや、展開が「なんでやねーん！」ってなるやつじゃなかったというか笑。急にアクション映画になったらどうしようって思ったものですから😓

料理のシーンは相変わらずよかったです。ASMR？的な音と、味の想像ができるような調理シーン・・・。美しい構図・・・。
もう本当に一度グランメゾンの料理が食べたいです。

ラストに向かっては、フランス料理は多国籍の文化を吸収して進化してきた、ということを思い出した尾花に、世界中の「美味しい」が協力します。
ラスボス戦で、旅の途中で出会った人たちが「俺たちもいるぜ！」って集まってくるアレですね。
熱い展開最高です。

あとは倫子さんが「コロナ後遺症になっていた」という、急に現実を絡めてくるところ・・・、「あ、だからあの時・・・！」というシーンを思い出して涙が出ました。
尾花さん、知ってたならもう少し優しくしてほしい笑。脚本上、優しくするとおかしくなると思うので仕方ないと思うんですけど・・・！笑

映画館を出たあとも余韻に浸りっぱなしで、帰って料理する時はあのギターの曲が頭に流れていました。

個人的には2024年の良いしめくくりになったなと感じます。
ドラマからファンでしたが、素敵な映画を本当にありがとうございました。
制作するにあたりめっちゃいい刺激になりました。

私も同じ夢を追う仲間たちとチームで何か成し遂げたいと思っちゃいましたね笑。

長文にも関わらず、ここまで読んでいただいたあなた様。
ありがとうございました😊

サムネイルイラスト提供：イラストAC　リモンチェッロ様