音楽でよく使う単位
楽器を選んだりする際、見慣れない単位が出てくることがあると思います。
また、音そのものにもさまざまな単位があり、何がどの単位なのかよくわからないという方もいらっしゃることでしょう。
今回は楽器、音楽に関連してよく出てくる単位についてご紹介していきます!
長さ・重さの単位
楽器等の長さはメートル法の単位だけでなく、ヤード・ポンド法の長さを用いて表される場面もあります。
特にドラムはインチ表記が多いので、ある程度覚えておくと良いでしょう。
また、和楽器等では尺貫法を用いることもあります。
メートル法
おそらく最も慣れ親しんだ単位の表記方法で、メートルを基準として示す方法です。
質量はキログラムを基準としており、1立法デシメートルの水の質量=1キログラムとして定義されています。
ヤード・ポンド法
アメリカ合衆国を中心として使用されている単位系で、ドラムやギター等様々な楽器、音響機器でよく見る単位系です。
長さはヤードを基準としており、1ヤード=0.9144メートルとなっていますが、楽器などで主に使われる単位はインチで、1インチ=25.4ミリメートルです。
フィートを用いることもあるので、あわせて覚えておくと良いかと思います。(1フィート=12インチとなっています)
なお、重さの単位は主にポンドを使用します。
換算すると小数点以下が細かくなりますが、1ポンド=0.45359237 kgとなっています。
音の単位
音楽のなかでも、音に関する部分で周波数、音量を表す単位が存在しており、マイク等のスペック表記ではよく使われています。
周波数の単位
周波数は1秒間に何回振動するかを表した数値で、単位はヘルツで示されます。
音響においては周波数が高いほど高音となります。
また、人間の可聴範囲はおおよそ20ヘルツから20000ヘルツ程度とされており、音楽では可聴範囲の周波数帯域を主に使用しています。
音量(音圧レベル)の単位
音圧レベルを表す単位として、デシベルという単位があります。
デシベルは常用対数によってあらわされているため、数値から音量を感覚的に判断することが若干難しいように思えます。
リハーサルスタジオ等でミキサーのフェーダー部分を見ると、メモリの数字が一定の数値で増減しているわけではなく、音量が上がるほどメモリの幅が大きくなっていることからもデシベルが対数による表記であることがわかるでしょう。
今回ご紹介したように、音楽に関係のある単位は意外と種類が多く、特に長さ等の単位については混乱しやすい要素かと思いますが、単位を知っていれば適した単位に変換することもできると思います。
この記事が楽器選び等の際多少でも参考になれば幸いです。