愛がとても哀でした。 好きがとても隙でした。 君の事はもう忘れました。 隣に大切な人が居るからです。 啜り泣いた季節は過ぎた。 車窓からの景色の様に。 幸せを噛み締めるには短くて。 育むには未だ長過ぎて。 取り留めのない会話。 重ねた年数は君より浅く。 けれど君より大切に成りました。 様々な出来事がきっかけを呉れました。 傍に居て呉れる人を愛した。 其れ丈でした。 辞書の様な人を愛しました。
ぶち破って踏み潰してプライド。 塵に捨ててしまえよ。 くだらない思想。 鴉は明日も明後日も鳴くんだ。 雀より先に朝を告げてくれる。 夢に出て来た父は。 現在は亡き人。 だから忘れない様に。 夢に留めて置くんだね。 何時だって私は変わらない。 外見が変わっても中身は同じさ。 誰が私を壊したって良いのさ。 私は最初から壊れ物だから。 旧友の訃報に。 今日も足りない頭が垂れる。 脳みそなんかツルツルで。 ちっとも詰まっちゃいないのに。 どうして頭が重いの。 どうして俯いてしまうのか
目紛しく変わる季節に追い付けない儘。 私はつまらない大人に成って居た。 普通と云う快速列車に乗りそびれ、随分遠回りをした様な。 けれども時間はあっという間に過ぎ去るのだ。 苦しみ藻搔き只管長い旅路を歩んでいたら、刻が過ぎて。 人生片道切符とはよく言ったものだ。 其の切符すら破って踏み潰してしまいたい。 そっとポケットに忍ばせた遺言書には、私の粉骨を彼のお骨に混ぜて下さいとだけ記す。 快速列車に乗りそびれなければ、彼の人生に花を添えられたのでしょう。 沢山の花を。
旦那と子供を2回失った。 2回失って私は。 淋しいの塊に成った。 淋しいの塊は毎日食べて食べて。 空腹に似た淋しさを埋める。 物を集めて集めて。 そうして欲求を満たす。 適切な愛情を受けられない儘に。 人を愛しても大切にする方法がわからず。 人恋しい時にいつもひとりに成った私は。 誰をどう愛したら良いのか。 わからなく成ってしまったんだ。 淋しい時はいつも独り。 相棒はお薬。 撫でて呉れる優しい手を求めて。 今日も毛布に包まっている。 早く私を抱きしめて。
研磨されて輝く宝石の様に。 君の隣で光って居たい。 梦を見させて。 現実は視たく無い。 お風呂上がりの髪から。 青い雫が滴る時に。 梦を見させて。 創作の世界は自由だ。 作品の中でだけ。 私はお姫様に成れる。 私が悲しいのは。 ずっとスマホを弄っていて。 私からの連絡に。 気付かない訳がないから。 其れが悲しいんです。 だけど其れは言ってやらない。 君なんか。 自由に成ってしまえ。 私の知らないところで。 私今だけお姫様。
お腹が空いた。 空いて空いて堪らないから。 食べ物を買いたい分のお金で。 アイシャドウを買った。 可愛いを選んで。 可愛いを纏う。 とびきり可愛くなれたら最高。 君の隣を。 恥ずかしく無く歩ける迄。 私は可愛く成りたい。 食べたく成ったら。 可愛いにお金を注ぎ込もう。 可愛い貯金が満期になる日を目指して。 そうしたら永久に可愛く成れる。
お部屋に散らばったブランド物は。 只々虚しいだけの悪趣味。 心の隙間なんか埋めてくれなかった。 買ったら買っただけ心が窶れた。 満たされない心を物で埋めて。 物で溢れ返った此の部屋をどうしよう。 泣きたくなるのは如何して? こんなにも沢山在るのに。 欲しい物が手に入らないのは如何して? 何を買っても満足しないね。 息子達が宝物だった。 其の宝物が無くなって代わりは無い。 彼はいつも傍に居る訳じゃない。 淋しい。 淋しい。 欲しい。 欲しい。 何が欲しい。 可愛い物が欲しい。
赫赫とした花の絨毯を歩き。 受け容れるだけの器は有りません。 毎日を只生きるだけに消費して。 其れが精一杯だから。 神々しい太陽に魅せられて。 私の居場所は在りません。 無作為に決められた事を卒なく熟す。 其れだけなのに重大さが視えないんです。 夢を見た。 亡くなった父が腕を抱え。 「熱い熱い」と喚く夢を。 私は無力で眺めているだけでした。 浪費家の私へのサインでしょうか。 倹約家だったのにこんなにも落ちぶれて。 あの人の望み通りかも知れない。 あの人の様に浪費して。 私が底
ほんの少しの優しさが涙のスパイス。 私の心を刺激する。 私が居なく成っても元気でね。 だなんて。 言いたくても言えない言葉。 胸に抱えて。 ほんの少しの優しさが私を駄目にする。 沢山の優しさを受けたらきっと。 大丈夫なのに。 たくさんの冷たさが私を壊した。 私への興味の無さが私を壊した。 手探りで愛を触り合って。 ハートの形に捏ねて捏ねて。 そうして作って行くモノだと信じて居た。 待てども待てども明けない夜に。 愛を引き摺って歩いて居たんだ。 柔らかい砂糖菓子みたいな愛を頂戴
大切にして居たバッグを手放した。 泣く泣く手放した。 大切な思い出。 安く売られてしまい。 安く売られた事により未練が出来てしまい。 其れを取り戻したく成ってしまったのだ。 けれど同じデザインは何処にも無くて。 私が如何して買い戻したいのかわからない彼には。 滑稽に思えたのだろう。 お金が無くて手放した思い出。 当時から要らない訳では無かった。 もう一度言うが。 泣く泣く手放した。 似た様な物を買い戻そうとする私に。 彼は呆れてしまった。 彼が時間と労力を割いて売ってくれたの
私のわからない世界で事は進むから。 私の知らない所で。 知らない誰かが知らない事をして。 そうやって消費して行く毎日に。 後髪をガッと掴まれた。 此の儘終わって良いの?って。 前はキラキラした何かに吸い込まれる様に。 ピカピカした毎日が眩しくて。 明るい未来を信じて居たあの頃は。 確かに幸せだったんだなと。 実感した時に感じた老いは。 もう取り戻せない時間だけが煌めいて。 私此の儘くだらない毎日と共にくたばるの? 昨日を引き摺って覚めない夢に向かい。 まだ片手に光る物を握って
恋愛は怖いくらいに人生を台無しにする。 失恋して身を投げてしまうくらいには。 可愛い物に囲まれながら。 呼吸をやめられたら幸せなのに。 可愛いをたくさん集めよう。 たくさん集めて可愛いに埋もれて。 たくさん気分を可愛く飾って。 天に昇れたら。 私はきっと可愛いを司る神様に成る。 あらゆる人をとびきりの可愛いで包んで。 そしてピカイチの可愛さの死を与える。 淋しがりの絆創膏に成って。 淋しがりを連れ去って行く。 ひとりじゃないよって。 狡い淋しがりの私の為に連れて行く。 可愛い
あの日。 風が強かったあの日。 私達の影は死んだんだ。 雲が全てを掻っ攫って。 地を打つ涙が空から溢れていた。 燃える太陽はすっかり隠れて。 私達。 陽の差さないあの場所で。 そっと重なり合ったの。 ひとつに溶けて溶けて。 そして今の塊に成ったんだよ。 飴細工みたいな私達の愛情は。 脆い様でそうでもなくて。 窓が開いていた。 なのに声を荒げながら。 私達ぶつかり合ったの。 ひとつに溶けて溶けて。 今の塊に成ったんだよ。 ねえ。愛しているよ。 飴細工みたいに形を変えながら。 此
何も知らない 何年も消えない 顔も知らない 何の関係もない 何かきこえた どこからきこえた 幻聴なんだって そんなただの空耳 あの人が笑った わたしを笑った わたしは醜いから 仕方ない生まれつき 時計が動いてる 時間が流れてる わたしはとまってる 時計が狂ってる コップに光をあつめてる 水を少し注いでる 小さくコップを揺らしながら 揺れる光を眺めてる おはじきを落とした ビー玉が転がった 携帯を叩きつけた 大切なものを捨てた 色々忘れてみた わたしの毎日が変化した
Roma妄さよなら さよならわたし 昔のわたし 奇抜な髪色 和摩とタイヤ フェンスと浴衣 せんしゃるちぇあ べっこう飴と雪平鍋 綿菓子と薄荷 追いかけてくる 財布と深夜の公園 愛情と口枷 汚れた首輪 糸と意図と薬指 傷と薬の副作用 さよならわたし さよならあした さよならきょう さよなら現実 2014/03/19(水)09:46 Roma妄とは、当時私が運営していた『Romanticに妄想癖』と云うサイト名です。
愛情を分散させない為に。 君だけに存分に愛をおくる。 君は認めて呉れた筈なのに。 いったいどうしたものか。 矢張り重かったのでは無いか。 だから言ったんだよ。 重く無い?と。 君は重く無いよと言った。 それがなんだ。 今になってまた離れた方が追いかけたく成るとか。 もう懲り懲りだよ。 私は甘い甘い恋がしたいんだ。 とろけちゃう様な愛が欲しいんだ。 そんな愛を探して彷徨えと言うの? 君を嫌いに成れと言うの? 嫌いだったり他に誰かがいないと。 素っ気なくなんか出来ないよ。 そんな