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急成長するベトナム経済 アジア最速の+8%
バフェット太郎です。
ベトナム統計総局によれば、2022年のGDP(国内総生産)成長率は前年比+8.0%と、前年の+2.6%から大幅に加速し、データで遡れる2009年以降で最も高い成長率を記録しました。
とりわけ「製造業」が+8.1%と高い伸び率を示したことが、GDPの押し上げに寄与しました。
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また、ベトナムの+8.0%はアジア最速で、次いでインドが+6.8%、フィリピン+6.5%、インドネシア+5.3%となっています。
ぼくは2020年代は新興国株と金の時代になると考えているのですが、ここで言う新興国というのは、中国や台湾、ロシアではなくて、高成長が期待できるベトナムやインドなどのことを指します。
とりわけ、ベトナムとインドはアップル(AAPL)が中国に代わる製造業の拠点として投資を加速させていますから、今後急成長することが期待できます。
ただし、アジア開発銀行(ADB)は、「世界経済の景気後退リスクが高まっている」とした上で、「(ベトナムの)輸出に対する世界的な需要が弱まっている兆候が見られる」と指摘していますから、成長への道のりはデコボコしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1672369209310-F71kDgSoyk.png?width=1200)
たとえば、アジア開発銀行は、2023年のGDP成長率はベトナムが+6.3%に減速する一方で、インドは+7.2%と前年の+6.8%から加速するとの予測を示しています。
ベトナム経済が世界的な景気後退の影響を回避することはできませんが、中長期的な展望として、ベトナムが有望であることには変わりありません。
そのため、ベトナムなどの新興国株に投資をする場合は、株価の変動に一喜一憂するのではなくて、どっしりと腰を据えた長期投資で挑んでください。
ちなみに、ベトナム株ETFには「ヴァンエック・ベトナムETF(VNM)」がありますが、SBI証券と楽天証券で取り扱いはなく、大手ネット証券3社の中ではマネックス証券のみ取り扱いがあります。
また、「iシェアーズ・MSCI・フロンティア&セレクトEM・ETF(FM)」に投資をすることで、ベトナム株に投資をすることもできます。
FMは12月28日時点で、全体の29%をベトナム株が占めており、次いでルーマニアが8%、カザフスタン7%、モロッコ6%、フィリピン6%と、上位5カ国で全体の56%を占めています。
また、PERは9.0倍と割安感があり、分配金利回りは3.2%、経費率0.8%です。
グッドラック。
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