頑張れ、未来の日本語教師!
先日、大学時代の恩師から紹介された日本語教師を目指す現役学生さんと、zoomでお話ししました。
久々の若い子!おばちゃんテンション上がるわー。
約束の時間ピッタリに入室してくれました。
しかもちゃんと質問も用意して。
さすが日本の学生。
私の経歴をもとに、なぜそのような道をたどって来たのか、現在目指すところはどこか、日本語教師としてどのような働き方があるのかなどをお話ししました。
また、彼女の悩みは大きく今二つあり、
①新卒の日本語教師が専任で働くのは難しいと聞いているし、周りも一度企業に就職してそれから日本語教師になった方がいいというが、どうか。
②大学院に進学した方がのちに有利だと聞くが、実際どうか
というものでした。
これは私の時もよく言われたことですが、私自身の考えをお話ししました。
①私も同じ考えで就職活動をしたが、その企業に対して本気になれるかというとやはり心のどこかで引っかかるものがあって、結局就職活動に身が入らなかった。その結果、企業に就職という道はあきらめて、最初から日本語教師道を目指すことにした。ずっとバイトの掛け持ちやら非正規で生きてきたけど、心ここにあらずで仕事をするより、ずっと地に足つけて目標に向かってやって来たという意識はある。(周りには相当心配かけたけど)
やりたいことがはっきりしているなら、周りにそのことをきちんと知らせて、若いうちは多少無謀なことでもやってみたほうがいいと思うし、今は新卒でも専任として採用している学校もある。
②大学院など学歴はあるに越したことはないし、それによって応募できる求人もぐっと広がることは間違いない。でも院卒でも授業に魅力がない、仕事ができない先生もいれば、院は出ていなくても授業がわかりやすい、仕事もものすごくできる先生も大勢いる。
大学教員になりたい、欧米で教えたいとなると大学院、しいては修士や博士の学位はほぼ必ずいるけど、なくても生きる道はたくさんある。
真に研究したいというものがあるなら大学院はありと思うけど、これは義務教育ではないから、一度働き出してみるというのでもいいと思う。
と、アウトローな人間の意見を述べました。
すると、目をキラキラさせて
「そうですよね!企業面接も受けたんですが、自分が嘘つきに思えて!逆に面接で通る人って究極に嘘つきなんじゃ?とも思えてきて!
うん、やっぱり就活はあまり考えず、日本語教師目指そう。」
ええのか悪いのか、アウトローな方に引っ張ってしまいました💦親御さんが反対してたらどうしましょう(うちは母&祖父が大賛成だったのでやってこれた)
でも、自分にウソつきながら働くって辛いし、若い時の失敗はのちの大きな財産になるし…。(貧乏に耐えられるのも若い時の特権!)
他にも、日本語教師として生きるにはどんなものがあるかというのは、
日本語学校、オンライン教師、企業で教えるなどいろいろありますが、その中でも今いろいろ細分化されているから可能性は無限大。私はまだ始めていないけど、italkiなどで講師をしている人も多数いますしね。
国内・海外それぞれにメリットもあるし、デメリットもある。常勤・非常勤も同じ。
どういう働き方がいいのかは実際現場に飛び込んでみて、自分で選んでいったらいいと思うし、自分で情報を収集していくことをやめなければこの仕事は一生やっていけると思うと伝えました。
そういう私も日本語教師の中では情報過疎なほうなんですけどね(;´∀`)まだまだ調べなきゃ~。
私の話がどう影響するかはわかりませんが、「絶対○○!」と自分で決めて視野を狭くして苦しくならないように(私がそうでした)、でも、自分の目でしっかり見て人生を決めていってくれたらいいな、と思う時間でした。
頑張れ、未来の日本語教師!