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【企画】日本語業界のきっかけ〜ありがとう総合学習&ALTの先生ってかっこいい!

チェーンナーさんの企画に参加してみることにしました。内容としては以前書いたような記憶があるようなないようなと曖昧なんですが、、、日本語業界について知ったり始めたきっかけです。


私が日本語教育について知ったのは、中学校の総合科目の授業でした。

「自分が興味が持てる仕事を調べよう」という活動内容で、お仕事辞典やらなんやらを見ていたときにふと開いたページに「日本語教師」というものを見つけました。

当時の私は「とにかく国際的な仕事がしたい!(外国人に紛れていれば自分の長身も紛れるだろうという割と邪な考えと英語話せるってかっこいいのの純粋な気持ちと)」とだけ考えていて、通訳やら客室乗務員やらを見ていた中での発見。

見てみると

「外国人に日本語を教える仕事。仕事は世界中」

直感的に「これじゃね?」と。

外国人と関わるけど、必要なのは英語じゃなくて日本語。自分が日本語を話せいいだけなんて!なのに海外に住めるなんて最高じゃーん!

そんな思考でした。

またうまいタイミングで、英語の指導教員ALTを見て

「自分の国のことや文化を外国の人に教えるってなんでかっこいいんだ。私は日本人だから日本語を生き生きと教えたい!」

と思った。

だから、日本語教師。これならやれる気がする。

そうと決めたら心は一直線でした。

外国で働くにも英語はできなきゃよね、ということで英語はがんばった。成績悪かったけど自分なりにがんばった。なんなら国語の3倍頑張った(現在国語もやれば良かったと後悔中)


大学を決める際には日本語教師のなり方については調べ尽くしていたので、「日本語教師は養成講座で資格を取ればいい。それより、大学では別のスキルを身に着けて、2、3年社会人やってから日本語教師を目指そう」と思って大学進学を決定。

この時に1ヶ月スペイン短期留学をしたのですが、ステイ先が私は同級生の女の子とルームシェアという形(他の人はファミリーとか、もっとたくさんの人とシェアしていました)。その子とは今も連絡を取っているんですが、まぁ日本愛してくれてまして。漫画が大好きでございまして。日本や日本語についてあれこれ聞いてくれるんですが、答えられない

食べるの否定表現はなぜ『食べるいいえ』じゃないのか」など、こっちの当たり前が疑問なのかと再認識。そして答えられないのが悔しくて悔しくて。やっぱりいつか日本語教師にならなくちゃ。


予定外だったのは、卒業時に大不況が来て就職できなかったこと。そこで焦ったり拗ねるべきだったんでしょうが、なぜかそうならず、「じゃあいいや」と思って就活終了。予定を2、3年早めて養成講座へGo。まぁ、2、3年で辞めようなんて考えが甘かったわけです。

また、うまい具合にそのくらいのタイミングでベストセラーコミックエッセイ「日本人の知らない日本語」が発売されて、ドラマ化もされ、もちろんどちらもチェック。そして「やっぱり日本語教師って楽しそう!」

そして大学と養成講座のダブルスクールで資格を取り、

大学卒業した年の秋に日本語教育能力試験受験→合格。



そして色々なところ、色々な形態での日本語教育を経て今に至ります。ふらふら期間5年、雇われ期間5年くらいです。でもふらふらがふらふらすぎて正確な年数言えない。


ちなみに、英語がんばったりスペイン語に没頭したり教員免許も取っていたので、父はてっきり「私は中高の先生になりたい」と思っていたらしく、日本語教師という仕事の内容を理解してもらうのに数年かかりました。笑(反対はされませんでした)


「なりたい」ではなく「私はこれになるもんだ」と信じて疑わなかった私。思い込み激しい系中学生だった私。ずーっと夢が変わらなかったし、今現在その職業を名乗れることは自分の誇り。

比較的安定した収入を得られるようになるまでには掛け持ちでいろいろなことをしていたのですが、それでも後悔したことはなかったし、今はその掛け持ち経験が生きているし、

気持ちがブレなかったので周りの応援もあった。

あの日、私に「日本語教師」という職業を教えてくれた本はなんだったのか分かりませんが、誰も目に止めなかった職業欄で「これだ」と思わせてくれた。感謝。


思い描いたように海外に『何年も』住んで教えることは(今のところ)できなかったけど、人がしてこなかったような経験もできたし、何があるか分からないから人生って面白い。


今思うのは、あの中学生のころのように「私はこれになるもんだ(他の道はない)」と信じて疑わなくなるような夢や目標に次は出会えるんだろうかということ。出会えたとしたらそれはどんなものなのだろうか。出会えなくてもいいですが、出会えるとしたら、楽しみです。

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